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現実世界にARのNFTアートを設置できる「IZUMO ARメタバース」サイト公開

 GIFT Community Limitedは2023年1月17日、AR(拡張現実)とWeb3を用いたメタバース「IZUMO ARメタバース」の公式サイトと公式コミュニティを公開。同社によるとARを活用したメタバースは世界初という。

「IZUMO ARメタバース」を使うことで、ユーザーはスマートフォンに保存されている画像やウォレット内のNFTを現実の世界にARアートとして設置できる。ユーザーが設置したARアートは、ほかのユーザーも閲覧可能になり、NFTを介して売買できるようになる。

 従来のARアプリは作品ごとに専用アプリをダウンロード、インストールする必要があったが、「IZUMO ARメタバース」は現実空間をすべてのユーザーが共有する仕組みのため、作品ごとに新たなアプリをインストールせずに利用できるとしている。

 GIFT Community Limitedは、バンクシーを筆頭に人気のストリートアートに着目。世界でストリートアート人気や価値が高まる一方で、壁に直接アートを描くため、売買できず、ストリートアーティストは創作活動から活動資金を稼ぐことが難しい状況にあるという。また、アメリカ政府が毎年120億ドルから180億ドルの税金を投入して落書きを消すなど、各国で多額の税金や人的資源を投入してストリートアートを消しているという非合理的な状態にあるという。こうした状況を課題とみた同社はプロジェクトの第一歩として、誰もが「IZUMO ARメタバース」を使ってストリートに作品を飾ることができるようにし、街の景観の美化を保ちながらストリートアートの保護と資産化を図るという。

 GIFT Community Limitedは、「IZUMO ARメタバース」の活用により、アーティストは既存のストリートアートさながらに都市の街並みに沿ったアートを創作し、これまでにない領域で創作活動ができるようになるとしている。今後は著名なNFTを支援するコミュニティや、地方創生を掲げる地域や自治体、団体とのパートナーシップを推進し、非中央集権型のプラットフォームを作り上げることを目指すという。

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