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バーチャル空間「oVice」のモバイルアプリ提供開始

 oVice株式会社は2022年10月25日、モバイルアプリ「oVice Go」の提供を開始した。同社が提供するバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を、スマートフォンでも利用できるようにしたもの。PCでの利用が推奨だった「oVice」を、外出や離席によりPCを開けない状況でもスマートフォンで操作できるようになる。モバイルアプリの価格は無料。

「oVice(オヴィス)」は、ウェブ上で自分のアバターを動かし、相手のアバターに近づけることで話しかけられる2次元のバーチャル空間。2020年8月のサービス開始以降、テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベントなど、さまざまな場面での活用が進み、2022年8月時点で発行スペース数は3万件以上。「oVice」を使って出社する人は、2022年10月時点で約7万人に上るという。

 今回のモバイルアプリ提供は、ユーザーからの要望に応えたもの。従来「oVice」はウェブブラウザ上で利用するアプリケーションとして提供してきたため、表示面積が広いPCでの利用を推奨してきた。それが最近では、ユーザーの外出や出社の機会が増えるにつれ、常時持ち運ぶスマートフォンで、小さな画面でもスムーズに操作したいとの要望が多く寄せられていたという。

「oVice Go」の主な機能は以下の通り。
・「oVice」 上の スペース全体、会議室、サイレントルームに入っているユーザーをリストで確認できる。
・ユーザーリストから選んだユーザーに呼びかけ(メンションチャット)を送ることができる。
・呼びかけ、メンションチャットがあった場合に、スマートフォンのPush通知を受け取ることができる。
・「oVice」スペースにある会議室への入室やミーティングオブジェクトへ接続して会話することができる。
・PCユーザーが表示している画面共有を見ることができる。

 また、モバイルアプリ提供開始とともに、モバイルアプリとビーコンを連携させて「oVice」上に人の位置を表示する新機能を準備していると発表した。

 この機能は、リアルオフィスに出社勤務する社員の位置情報を、「oVice Go」とリアルオフィスに設置したビーコンを連携させることで取得し、「oVice」上にアバターを表出するというもの。リモートワークと出社勤務が混在するハイブリッドワークにおいて、リモート側からは把握しづらかったリアルオフィスの人の動きを可視化。双方が自然につながる環境の構築を目指す。今後、ユーザーとともに実証を重ね、サービス化を目指していくとしている。

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