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週刊つぶやき流行語総研 第22回

2022年5月18日~24日のツイートデータから注目「アニメ」流行語を探し出す

五等分の花嫁が劇場版開始でツイート急増、呪術廻戦0は興収137億叩き出して終幕

2022年06月01日 18時00分更新

文● せきゅラボ

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今週1位はツイート数が大きく伸びた『五等分の花嫁』

劇場版公開開始で大きくツイート増

 いまTwitterで話題のホットな出来事・コンテンツが丸わかり!

 国内のエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、せきゅラボが注目する流行ワードをランキング形式で紹介します。今回は2022年5月18日から24日までのツイートデータをもとに、「アニメ」に関連する注目ワードを大公開!

せきゅラボ注目の「アニメ」関連ワード 5/18~24
ワード ツイート数
1 五等分の花嫁 51万7042
2 うる星やつら 14万322
3 SPY×FAMILY 13万8093
4 名探偵コナン 10万9017
5 新世紀エヴァンゲリオン 9万9218
6 東京リベンジャーズ 9万2140
7 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 9万733
8 機動戦士ガンダム 7万7460
9 刀剣乱舞-花丸- 6万8051
10 呪術廻戦 6万6693

 1位は「五等分の花嫁」。5月20日に劇場版『五等分の花嫁』が公開。入場特典第1弾として原作者描きおろしの後日談を掲載した14.5巻が配布されて人気となっています。ほか、劇場版公開に合わせて「一番くじ」フォロー&RTキャンペーンやスマホゲーム『放置少女』とのコラボキャンペーンも開催。どちらも拡散されています。

 

 2位は「うる星やつら」。10月より放送開始する新アニメのPV第1弾が5月19日に公開されたほか、ノイタミナ枠での放送決定と、錯乱坊役・高木渉、サクラ役・沢城みゆきの追加キャストが発表となり、ツイート数が増加しました。

 

 3位は「SPY×FAMILY」。5月21日のアニメ第7話放送後、人気キャラのアーニャとその同級生・ダミアンのカップリング名「ダミアニャ」がTwitterトレンド入りし、作者(遠藤達哉@_tatsuyaendo_)もイラストを投稿して反応。5月27日時点で25万いいね、3.8万件のRTと大きな反響を呼んでいます。

 

 4位「名探偵コナン」。現在公開中の映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』と「リアル脱出ゲーム」コラボイベントの開催が決定。それを記念したフォロー&RTキャンペーンが拡散しています。ほか、BUMP OF CHICKENが歌う『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌「クロノスタシス」のスペシャルムービーも公開され話題になっているようです。

 

 5位は「新世紀エヴァンゲリオン」。5月19日よりスマホゲーム『PUBG MOBILE』とのコラボが開催。シンジやエヴァのスキンを使ったプレイ動画やガチャの結果などが多数投稿されていました。また、合わせてフォロー&RTキャンペーンも開催され、拡散されています。

 6位は「東京リベンジャーズ」。5月21日よりモバイルゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』とのコラボが開催。特攻服などのコラボ衣装や、アニメのOPテーマ『Cry Baby』がゲーム内で実装されて話題になっています。

 7位は「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。5月21日放送のアニメ2期第8話で公開された挿入歌「TOKIMEKI Runners」のダンスシーン動画を公式が公開。拡散されています。

 

 8位は「機動戦士ガンダム」。映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の公開を控え、ツイート量が増加しています。ほか、ガンプラ転売問題に関しての投稿も多数見受けられました。

 9位は「刀剣乱舞-花丸-」。5月20日より公開の映画「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~」や、「ミュージカル『刀剣乱舞』~真剣乱舞祭2022~」大阪公演の話題が多数投稿されているほか、「ジャンプブックストア」や「コミックシーモア」などの電子コミックサイトにて、『刀剣乱舞-花丸-』コミックス全5巻が無料公開されており、話題となっています。

 10位は「呪術廻戦」。アニメ1期再放送の「幼魚と逆罰編」新ビジュアルが公開、拡散されています。そのほか、5月29日に開催した「『劇場版 呪術廻戦0』“最後にもう一度”舞台挨拶」の追加登壇者発表があり、こちらも話題となりました。

 

2017年原作開始つながり!?

 1位は劇場版の公開日を迎えた『五等分の花嫁』でした。一方、10位の『呪術廻戦』は『劇場版 呪術廻戦0』が5月29日をもって終幕、興行収入は137億円を突破したとのこと。この2作品、“原作開始が2017年”という共通点があります(呪術廻戦は前日譚にあたる『東京都立呪術高等専門学校』の掲載が2017年)。

 ちなみに、マンガ原作が2017年に始まったアニメ化作品としては、6位の『東京リベンジャーズ』をはじめ、『宇崎ちゃんは遊びたい!』『Dr.STONE』『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』『ブルーピリオド』などが挙げられます。

 他方、セキュリティの分野で2017年と言えば、ランサムウェア「WannaCry」が猛威を振るった年として記憶されています。国内でも大企業から自治体・病院に至るまで被害が続出し、「パソコン内のデータを人質に取り、身代金を要求する」という新種の攻撃が大きくクローズアップされました。

たまに役立つセキュリティ豆知識

Q:「WannaCry」ってなに?

A:ランサムウェアの代表格とも言えるマルウェア。2017年5月頃から被害が急激に拡大し、世界中で23万台以上のパソコンが感染したとも言われている。

 感染するとシステム内のファイルが暗号化され「復号したければカネを払え」といった脅迫が始まる。感染の機会はメールであることが多いが、自己増殖機能も有しており、感染と同時に組織内のパソコンやサーバーを掌握されてしまうケースも見られた。

 なお、身代金は暗号資産で求められることがほとんどで、たとえ支払ったとしても暗号化が解除されるとは限らない。当然攻撃者の素性はつかみにくく、泣き寝入りするケースも少なくない。

※ご紹介しているデータは、角川アスキー総合研究所が提供中の「Twitter解析サービス」を基にした内容です。本サービスでは、Twitter社と公式に契約して取得したエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、独自の辞書データベースを活用して、高い精度で目的のツイートを抽出・分析することが可能です。当社とNTTデータ、東京大学喜連川研究室による独自の解析システムを用いて、ポジティブ・ネガティブの判定、性別や年代の推計もご提供できます。ご興味・ご関心をお持ちの方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
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