このページの本文へ

「虹色のVSCode」にしてテンション上げて開発する!

2021年12月15日 11時00分更新

文● 神取 大貴/FIXER

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「虹色のVSCodeでテンション上げて開発する!」を再編集したものです。

 この記事は、FIXER Advent Calendar 2021 8日目の記事です。

 こんにちは、久しぶりにTech Blogを書きます神取です。

 今回はVSCodeにて、プログラムの視認性や開発時のテンションを向上させるために、括弧とインデントに色をつける方法について解説します。

 括弧については、少し前までは、Bracket Pair Colorizer 2を使っていたのですが、VSCode 1.60で括弧の色付け機能、VSCode 1.61で括弧のペアのガイドが入ったので、Bracket Pair Colorizer 2がメンテナンスされなくなったこともあり、VSCode本体の機能のみを使用します。

 インデントの色付けはindent-rainbowを使用します。

 可愛い系のVSCodeが好みの方は、こちらや、こちらが参考になるかと思います(僕は虹色の方がテンションが上がるオタクです)。

 あと、タイトルに虹色って書いちゃったんですけど、執筆当時のVSCode 1.62の仕様上、括弧の色分けが6種類までなので、虹っぽい6色でテンションを上げていきます(Bracket Pair Colorizerを使えば7色の虹もいけます)。

 よろしくお願いします。

事前説明

 VSCodeで追加設定した項目は settings.json という設定ファイルに追加されます。

 settings.jsonはVSCodeの左上のファイル > ユーザ設定 > 設定 で開いた設定ファイルの右上にある 設定(JSON)を開く のアイコンを押すと開くことができます。

設定の開き方

settings.jsonの開き方

 UIでも設定することはできますが、UI操作だけでは設定できない項目もあるので、この記事では settings.json を編集して進めていきます。

括弧編

 VSCodeの括弧に色をつけるには、"editor.bracketPairColorization.enabled"をtrueに設定します。

settings.json


{
    // 追加
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true
}

設定した結果

 デフォルトでは、使用しているカラーテーマの既定の色で括弧に色が付きます。

 この色をカスタマイズするには、"workbench.colorCustomizations"の"editorBracketHighlight.foreground1"~"editorBracketHighlight.foreground6"を設定し、テーマの色を上書きします(ここが1~6までしかないため、6色までしか定義できないです)。

settings.json 

{
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    // 追加
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", // 赤
        "editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", // 橙
        "editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", // 黄
        "editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", // 緑
        "editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", // 青
        "editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    }
}

設定した結果

 また、"editor.guides.bracketPairs" を true か "active" に設定すると、カーソルがどの括弧の中にいるか表示されていい感じです。

settings.json 

{
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", // 赤
        "editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", // 橙
        "editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", // 黄
        "editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", // 緑
        "editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", // 青
        "editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    },
    // 追加
    "editor.guides.bracketPairs": "active"
}

設定した結果

インデント編

 VSCodeに indent-rainbow 拡張機能をインストールし、"indentRainbow.colors"を設定すると、設定されたインデント幅ごとに色が付きます。

settings.json 
{
    // 追加
    // ダークテーマを使っているので暗めに設定しています
    "indentRainbow.colors": [
        "rgba(128,  64,  64, 0.5)", // 赤
        "rgba(128,  96,  32, 0.5)", // 橙
        "rgba(128, 128,  32, 0.5)", // 黄
        "rgba( 32, 128,  32, 0.5)", // 緑
        "rgba( 32,  64, 128, 0.5)", // 青
        "rgba(128,  64, 128, 0.5)"  // 紫
    ]
}

設定した結果

 括弧の設定と違って、こっちは配列なのでいくらでも色パターンを増やせます(今回は、括弧の方と合わせて6色にしています)。

完成

 ここまでの設定を組み合わせると、このようになります。

settings.json 

{
    // 括弧編
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", // 赤
        "editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", // 橙
        "editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", // 黄
        "editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", // 緑
        "editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", // 青
        "editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    },
    "editor.guides.bracketPairs": "active",

    // インデント編
    "indentRainbow.colors": [
        "rgba(128,  64,  64, 0.5)", // 赤
        "rgba(128,  96,  32, 0.5)", // 橙
        "rgba(128, 128,  32, 0.5)", // 黄
        "rgba( 32, 128,  32, 0.5)", // 緑
        "rgba( 32,  64, 128, 0.5)", // 青
        "rgba(128,  64, 128, 0.5)"  // 紫
    ]
}

設定した結果

 エディタが虹色だとテンション上がりますね!

 ここまでご覧いただきありがとうございました。

神取 大貴FIXER

フロントもバックも頑張っていきます

[転載元]
 虹色のVSCodeでテンション上げて開発する!

カテゴリートップへ