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新色ピンクにさらなる強力カメラ! iPhone 13、ASCII徹底大特集 第59回

スタンダートとして完熟した「標準iPad」最高のプライスパフォーマンスを更新

2021年10月18日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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必要十分なパフォーマンス

 今回のベンチマークテストでは、新しいiPad(第9世代)以外に、旧モデルのiPad(第8世代)、他の上位モデルとして現行のiPad Air(第4世代)とiPad mini(第6世代)を加えた4機種の結果を並べて比較することにした。搭載するチップは、新iPadがA13、旧iPadがA12、iPad AirがA14、iPad miniはA15と、すべて異なっている。

 今回も実施したテストは、Geekbench 5、Geekbench ML、Antutuの各ベンチマーク専用アプリと、Safari上で動作するJetStream 2というウェブアプリの合計4種類とした。それぞれのテスト内容を示しつつ、結果を考察しよう。

●Geekbench 5
 Geekbenchでは、CPU性能とGPU性能を計測する。CPU性能は、1つのコアだけを使用したシングルコアと、搭載するすべてのコアを使用したマルチコアの性能を別々に計測する。GPU性能は、GPUを数値計算に利用した際のパフォーマンスであり、グラフィック性能の評価ではない。  まず結果を一覧表に示す。

 これをグラフ化すると、当然ながらチップの世代が新しいほど高性能という結果が視覚的に理解できる。

 この結果からは、CPU性能の差よりも、GPU性能の差のほうが大きいこともひと目で分かる。特にA12とA13の差よりも、A13とA14の差が大きく、A14とA15の差は、それほど大きくないことも見て取れる。

●Geekbench ML
 Geekbench MLは、機械学習に関する性能を測定するテスト。CPU性能とGPU性能、さらにはCore MLの性能が別々に計測できる。Core MLの性能は、Aシリーズの各チップが内蔵するNeural Engineを評価するものと考えられる。結果の数値は以下の表のようになった。

 グラフで表現してみると、やはりGPU性能ではGeekbench 5と同様の傾向が見られる。

 Core MLの結果からは、A12、A13、A14までは、ほぼ直線的に性能が向上しているのに対し、A15では性能向上がやや頭打ちになっているような傾向が見られる。

●Antutu
 Antutuは、主にAndroid系のスマートフォンの性能評価でよく目にするベンチマークテスト用アプリ。一般的には総合得点だけで評価されることが多いが、CPU、GPU、MEM(メモリ)、UI(ユーザーインターフェース)の各性能を別々に計測し、その合計を総合得点としている。結果の数値を表に示す。

 この結果を積み上げグラフで示してみると、やはり今回テストした4つのモデルの順序は、これまでのテストと変わらない。

 上に示したGeekbench系のテストに比べて、A13を搭載する新iPadと、A14のiPad Airとの差が小さくなっている。この通りだとすると、両者の体感上の速度はほとんど変わらないことになる。

●JetStream 2
 JetStream 2は、ウェブブラウザー上で実行するベンチマークテストアプリ。Browser Benchmarksのサイト(https://browserbench.org)が提供する3つのテストのうちの1つだ。JavaScriptとWebAssemblyの実行速度を評価する。ここでは各iPadの上のSafariで実行した。結果は、小数点以下3桁まで表示される。

 各モデル間の性能差はかなり詰まっているものの、速さの順序は他のテスト結果と変わらないことがグラフでも確認できる。

 各iPadの評価結果の差は詰まっていることから、ウェブブラウザーで開いたウェブアプリの表示、実行速度などは、さほど大きな差は付いていないと考えられる。それでも順番を付けるとすれば、A12やA13を搭載する新旧iPadに対して、A14やA15を搭載するiPad AirやiPad miniの方が、明らかな高性能を示していることがわかる。

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