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シチズンのシックなスマートウォッチ「Eco-Drive W770」でRiiiverを使ってみた

2021年09月13日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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「+iiideaを追加する」→「LINE通知」をタップ

iiideaの自作をすればより柔軟に使える

 一方、より便利な機能や自作したiiideaを利用したい場合には、「+iiideaを追加する」というメニューからの操作が必要だ。これをタップすると「iiidea Store」へアクセスでき、必要なiiideaをアプリ側へダウンロードできる。

 例えば、プリインストールされているiiideaにはLINEの通知を知らせるものがないが、ストアには「LINE通知」というiiideaが公開されている。これをダウンロードすることで、「通知」カテゴリの画面に「LINE通知」のiiideaが追加される。

「ダウンロード」をタップすると、通知カテゴリに、「LINE通知」が追加された

 実際に触ってみた印象では、iiideaの自作をせずとも、ストア上のiiideaを追加するだけでもかなり使い勝手が良くなった。例えば、LINEと同様に「Twitter」の通知を確認できるようにしたり、ミュージックの再生・停止操作をウォッチから操作、スマートリモコンの「Remo」経由で家電を操作など。多くのスマートウォッチに期待するような操作が、アナログ文字盤の同ウォッチでもできるのは、新鮮な体験となるはずだ

「Riiiver」アプリ ※画像をクリックすると、アップル「App Store」の「Riiiver」アプリページに移動します

 さらに、ユーザーがオリジナルのiiideaを作成したい場合には、別途「Riiiver」アプリを活用すればOKだ。手順はやや煩雑になるが、以下同手順について説明していきたい。

「Riiiver」アプリに、同じ方法でログイン。「New iiidea」→「cal.w770」をタップ

 同アプリを起動、「CITIZEN Eco-Drive W770」アプリのRiiiverで使用したのと同じメールアドレスでログインし、「New iiidea」→「cal. w770」をタップ。「T」「S」「A」の順にピースを選択していこう。ここでは、例として、「T」に「時計操作:ボタン押し・りゅうず引き」を、「S」に「YesNoをランダムで送る」を、「A」に「指針でYes/No表示」を割り当ててみた。

「T」→「時計操作:ボ…」→「選択」をタップ

「S」→「YesNoをラ…」→「選択」をタップ

「A」→「指針でYes/…」→「選択」をタップ

 続いて、「作成」をタップし、iiidea名を入力。これは任意に決められるので「Yes or No」とした(※同画面で、iiideaによっては「Preference設定」をカスタマイズできるが、今回の組み合わせでは特に操作なし)。「→」をタップし、アイコンイメージを選択していく。「Pixabay画像を使う」から適当な写真を選択し、「→」をタップ。説明書きを追記して、「完了」をタップしよう。

「作成」をタップし、iiideaの名称を入力。ここでは「Pixabay画像を使う」を選択した

アイコン画像を選び、説明文を入力。「完了」をタップして、iiidea完成となる

 ペアリングで使用した「CITIZEN Eco-Drive W770」アプリへと戻り、「+iiideaを追加する」からiiidea Storeへとアクセス。右上のメニューアイコンから「マイiiidea」をタップする。画面下部の「自作したiiidea」の欄に、自作したiiideaが表示される流れとなる。なお、作成したiiideaがこちらに表示されるまでには多少時間がかかったので、気長に待ちたい。

「CITIZEN Eco-Drive W770」アプリのiiidea Storeを開き、右上のメニューボタンをタップ。「マイiiidea」を選択し、「自作したiiidea」欄に、自作iiideaが確認できた

 ここのiiideaをタップすると、表示はすでに「ダウンロード済み」になっていた。条件にもよるかもしれないが、どうやら自作iiideaは自動追加されるようだ。「ボタン同時押し」および「りゅうず引き戻し」カテゴリのどちらにも「Yes or No」iiideaが表示されているので、これを選択。あとは、ウォッチをペアリングした状態にし、2時位置と4時位置のボタンを同時押しすると、ランダムに0時位置(Yes)または6時位置(No)を指した(なお、指針を元の状態戻すには、リューズを最大まで引き出して、元に戻す操作が有効だった)。

 実際にW770で様々なRiiiverを使ってみた印象としては、ボタンの同時押し操作で特定のアクションを実行する仕組みのため、誤動作が少なく抑えられるので、使い勝手が良いと感じた。一方で、同じくRiiiverに対応するW510シリーズと比べると、W770として利用できるiiideaのピースが限られている印象はあるので、その点はあらかじめ理解しておくと良いだろう。

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