「こういうのが欲しかった!」 ― お手頃な10.1型の2 in 1タブレット<IdeaPad Duet Chromebook>レビュー

文●こまめブログ 編集●ハイサイ比嘉

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高精細で色鮮やかなディスプレイ

 液晶ディスプレイのサイズは10.1型で、解像度は1920×1200ドットだ。ただしドットバイドット表示ではなく、標準では1080×675ドットにスケーリングが変更されている。そのため、文字が小さすぎて読めないということはないだずだ。そのぶん1画面あたりの文字数は減ってしまうため、読める範囲でサイズを調整するといい。

液晶ディスプレイのサイズは10.1型で、解像度は1920×1200ドット。ベゼル幅は左右約11.7mmで上部が約12.6mm。ベゼルは細め

 ディスプレイには広い視野角と自然な発色が特徴のIPSパネルが使われている。実際に写真や動画を表示したところ、安価なモデルとは思えないほど鮮やかに映し出された。明るさはそれほどではないものの、作業には十分なレベルだ。

写真では若干青みが強く出ているものの、実際の映像はやや暖色系。解像度が高いので、動画や写真がきめ細やかに映し出される

コントラストが高く、文字がクッキリと映し出されるので読みやすい。ただし表面は光沢ありのグレアタイプで、映り込みはそれなりに生じる

ややクセのあるキーボード

 キーボードは日本語配列で、バックライトは採用していない。キーボードは、実測で英数字部分で約18mmだった。コンパクトな10.1型向けのキーボードなので、キーピッチがある程度狭いのはしかたがないだろう。

付属のフォリオカバーキーボード。日本語配列を採用

 また、Enterキー周辺の記号キーがかなり小さくて、やや打ちにくいと感じる人もいるかもしれない。PCのキーボードを使い慣れた大人が問題なく使えるようになるには少し慣れが必要だと思うが、手の小さいお子さんが使うぶんには問題ないだろう

Enterキーとのその周辺の記号キーが小さい。もっとも小さいキーはキーピッチが12.6mmだった

 タッチパッドは快適に利用できる。カーソルを動かすならタッチ操作のほうが便利だが、画面のスクロールやズームなどではタッチパッドのほうが使いやすい。状況に応じて使い分けるといいだろう。

 また、USIペンにも対応している。遅延は感じられるが、ゆっくりと描いたり、お絵かきを楽しんだりというぶんには気にならないはず。また筆圧感知にも対応しているものの、Windows PCとは違ってペンの入りが細く、抜きが太く描かれる点を覚えておこう。

USIペンによる手書き入力も可能。遅延は感じられるが目立つほどでもない

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