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ユーザーカンファレンスの様子を紹介

仕事用LINEで売上2倍の企業も 「LINE WORKS」が創る新しい働き方

2020年02月04日 18時00分更新

文● ASCII

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 ワークスモバイルジャパンは1月30日、ユーザーカンファレンス「2020 LINE WORKS DAY」を渋谷ヒカリエホールにて開催した。本カンファレンスの発表内容と登壇者のコメントを、一部抜粋して紹介する。

ワークスモバイルジャパン 代表取締役社長の石黒豊氏が登壇

 同イベントの基調講演では、ワークスモバイルジャパン 代表取締役社長である石黒豊氏が登壇し、 LINE WORKSがユーザー企業とともに創造してきた新しい働き方や、導入企業が10万社を突破したことなどを発表した。

2019年末の時点で、LINE WORKSの導入企業数が10万社を突破

 石黒氏は、LINE WORKSを導入した企業から、「LINE WORKSを使い始めてコミュニケーションの仕方が変わってきた。コミュニケーションの仕方が変わることによって、仕事の進め方やワークスタイル自体が変わった」「成約率が上がった、売上が増えた、生産性が上がりコストが下がった」という声が上がったと説明。

 また、2019年末の時点で LINE WORKSの導入企業数が10万社を突破したことに触れ、「47都道府県のより多くの企業様に使っていただきたい。普段ITに触れていない方々にも『これだったら使えそう』と感じてもらえるような、利便性・ユーザビリティを追求していきたいと考えています」「“情シス”といった部門がない企業様にお使いいただく場合などを考えて、高いITリテラシーがなくとも管理ができるシステムをご提供していきたいと思っています」と話した。

出張の味方「LINE WORKS トラベル」

LINE WORKS上で出張支援ができる新サービス「LINE WORKS トラベル」

 続いて同社のマーケティング本部長である増田隆一氏が登壇し、LINE WORKS上で出張支援ができる新サービス「LINE WORKS トラベル」を発表した。このサービスでは、 LINE WORKSの専用チャットボット(自動応答プログラム)を通じて、出張前・出張中・出張後に必要となる移動手配や宿泊予約が可能で、出張にまつわる負担を解決できるという。

 海外出張にも対応し、LINE WORKS上でWi-Fiレンタルを航空チケットなどと一緒に手配できる。また保険についても損保ジャパン日本興亜の協力でLINE WORKS トラベルの付属サービスとしてメニューを開発中だという。さらに、たびらくと提携した現地のレストラン予約機能も展開。LINE WORKS上で長期日本人駐在者が厳選した現地のお店を教えてもらえるため、ビジネスパートナーとの会食などで急にレストラン予約が必要になった時に便利だと説明した。

トーク画面からすべての業務を完結へ

 同社の執行役員である福山耕介氏は、LINE WORKSにおけるパートナー企業とのツール連携に関して発表。日本はITツールの導入数は世界で2番目に多いが、G7で労働生産性は最下位だ。こうした背景には、業務用途によってITツールがバラバラに使われている問題がある。これに対してLINE WORKSは、様々な企業のツールと連携して、LINE WORKSのトーク画面から全ての業務を完結することを目標に、業務の効率化を目指すという。

 LINE WORKSは、勤怠管理、安否確認、グループウェア連携、日報作成、ファイルストレージなどをはじめ、すでに50を超えるパートナー企業のツールと連携しており、導入企業からは「LINE WORKSで仕事が楽になった」という声が上がっていると話した。

 さらに福山氏は、「LINE WORKS Tech Talk」という、 LINE WORKSのAPIを使った様々な連携サービスを開発する技術者向けコミュニティも紹介した。

技術者向けコミュニティもスタート

LINE WORKS導入で案件数・売上が2倍になった企業も

 イベント後半では、実際にLINE WORKSを導入した企業の経営者をゲストに迎え、取引先や顧客とのコミュニケーションで利用することで生まれた変化や新しい働き方について語った。

LINE WORKSの「ノート」機能を掲示板のように使っている、と話すディーシーティーデザイン代表 蝦名晶子氏

 ディーシーティーデザインの代表である蝦名晶子氏は、LINE WORKSの「ノート」機能を掲示板のように使い、制作物・ジャンルごとに「カテゴリー」を作成し、ノートにコメントを付加することで、各案件に関する社内外のやりとりをしているという。「チャットだけのやり取りでは情報が流れてしまい、どの案件に関する内容なのかがわからなくなってしまいます。ノートを使うことで、案件ごとに細かく情報を整理できてとても便利です」とノート機能の利点を語った。

パソコン教室の運営などを手掛けるPRiDE 代表取締役会長 白石崇氏

 パソコン教室の運営などを手掛けるPRiDEでは、各取引先とのLINE WORKSを通じたコミュニケーションにおいて、「制作・校正用」「請求用」など目的に応じた複数のグループを作成し、必要なメンバーのみを入れることで業務効率を高めている。同社代表取締役会長の白石崇氏は、校正作業の工程をスマホで完結できるようになり、チラシ発注などの業務が大幅に効率化したことを紹介した。

LINE WORKSの導入で売り上げが2倍になったと話すケイ・ピー・ディー 代表取締役 加藤木一明氏

 機器開発やプリント基板の設計・製造などを手掛けるケイ・ピー・ディーでは、部品メーカーや委託先工場などとのやり取りにおけるLINE WORKS活用が業績向上に繋がり、LINE WORKSを導入前より案件数・売上が2倍に増えたという。代表取締役である加藤木一明氏は、同サービスの導入により業務のスピードが上がり、情報共有もスムーズにできるため、今までにやれなかった仕事を幅広くできるようになったと話した。

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