このご時世に……まったく光らないPCを組んでみる
昨今、メーカー各社のマザーボードのラインアップは極めて豊富だ。ハイエンドからエントリーまでさまざまなクラスの製品が用意されており、あえて「Pro WS C246-ACE」のような製品を選ぶのは、明確な目的意識を持ったユーザーがほとんどではないだろうか。
しかし、あえて本製品のデザインに目を向けてみるという選び方も悪くはない。「Pro WS C246-ACE」の装飾を排したシンプルな外観は、近年のトレンドであるド派手なPCパーツの隆盛とは真逆の方向性を進んでいて、それがかえって魅力的に見えるという人もいるはずだ。特に、「RGB LEDを使った製品に抵抗感がある」という意見は聞くが、最近のパーツで“光らないPC”を組もうと思うと、マザーボードはエントリー向けなどの一部製品に限られてくる。そういったPCを組み上げる際に、「Pro WS C246-ACE」を使ってみるのはアリだろう。
というわけで今回は参考までに、「Pro WS C246-ACE」とRGB LED非搭載のパーツのみで“光らないPC”を組んでみた。構成は以下の通りだ。「Pro WS C246-ACE」の質実剛健さを損なわないよう、なるべくシンプルにまとめている。
光らないPCの構成 | |
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CPU | Intel「Core i7-9700KF」(8C/8T、3.6~4.9GHz) |
CPUクーラー | SilverStone「SST-KR02」(空冷、サイドフロー) |
マザーボード | ASUS「Pro WS C246-ACE」(Intel C246) |
メモリー | センチュリーマイクロ「426V61EG8」(DDR4-2666 16GB ECC) |
ストレージ | Intel「SSD 760p SSDPEKKW512G8XT」(NVMe M.2、512GB SSD) |
電源 | SilverStone「SST-ET750-HG」(750W、80PLUS GOLD) |
グラフィックボード | ASUS「GT710-SL-1GD5」(GeForce GT710) |
PCケース | SilverStone「KUBLAI SST-KL07」 |
OS | Microsoft「Windows 10 Home 64bit版」 |
飾り気がほとんどない外見のPCケースであるSilverStone「KUBLAI SST-KL07」を使ったこともあり、外部・内部ともにシンプルにまとまっている。唯一、電源ボタンのLEDは発光するものの、これは内部のフロントパネルコネクターの「Power LED」を接続しなければ光らないままにしておける。便利なので付けておくか、いっそ抜いてしまうか、好みで選択するといいだろう。