約18mmの薄型ボディに第9世代i7&RTX 2060を搭載

MSIのノートPC「P65」はクリエイティブからゲーミングまでなんでもこなせる一台

文●柴田 尚 編集●北村/ASCII編集部

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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プリインストールアプリケーションで
美しい映像と高品質サウンドが楽しめる

 ディスプレーは狭額縁なだけではなく、True Colorテクノロジーを活用した「MSI True Color」というプリインストールアプリによりゲーム、プレイやクリエイティブ作業、動画閲覧といった用途に応じて適切な色合いを簡単に切り替え可能だ。キャリブレーションを含めた細かい調整もできるので、自分好みの色合いを生み出せる。

「MSI True Color」の設定画面。「表示モード」では「ゲーマー」、「ブルー軽減」(ブルーライトカット)、「sRGB」、「デザイナー」といったプロファイルがプリセットされている。「ツール」では、プロファイルを特定のアプリケーションと連動させることで自動的に切り替えたり、キャリブレーションが実行可能

 映像だけでなくサウンド面についても、設定用のユーティリティー「Nahimic 3」がプリンストールされている。特にバーチャルサラウンド技術は素晴らしく、VODサービスで5.1chサラウンドのコンテンツを視聴してみたところ、ノートPCとは思えない音の重さと広がりを感じられた。また、ボイスチャット時に活用できる音声の明瞭化といった機能も備えている。

サウンドユーティリティー「Nahimic 3」の設定画面。バーチャルサラウンド技術や、音声の明瞭化といった機能を持つ。「音楽」、「映画」、「コミュニケーション」、「ゲーム」とカテゴリーがあるのも便利だ

ノートPCとしては高いレベルの
クリエイティブ作業処理能力を持つ

 各種ベンチマークにて、「P65 Creator 9SE-472JP」の具体的なパワーを数値で見ていこう。まずは、「PCMark 10」にてPCの総合力を計測する。総合スコアは5320。ノートPCとしてはかなり高い。

 細かく内容を見ると、アプリケーション起動時間やブラウザーの快適な動作を表すEssentialsでは9313、WordやExcelといったアプリケーション動作性能を表すProductivityは6845となった。このあたりはCPUによるパワーが大きく現われている。

 画像や動画の編集、3Dグラフィックス処理の能力を見るDigital Content Creationでは6140というスコアになった。搭載されているグラフィックスチップであるGeForce RTX 2060の力が十分に高いことがわかる。

PCMark 10のスコア

 CPUそのもののパワーを計測する「CINEBENCH R20.060」では、CPU総合のスコアが2591pts。コア単体のスコアが433ptsとなった。

CINEBENCH R20.060のスコア

 クリエイティブな作業性能を見るため、CGレンダリングの速度を「Blender」を使って確認しよう。「Cycles Benchmark」のうち、「BMW27」と「Pavilion_Barcelona」において、1枚の画像のレンダリング速度をCPUとGPUのそれぞれについて計測する。

「Blender」で「Pavilion_Barcelona」をCPUにてレンダリング中

 結果は、「BMW」がCPUでは7分14秒13。GPUでは10分38秒49となった。「Pavilion_Barcelona」では、CPUが18分2秒46、GPUが20分38秒97という結果に。これらは、前モデルとそれほど変わらない数値となっている。

 Blender公式ブログにアップされている、さまざまな環境での結果をまとめたスプレッドシートによると、CPUはデスクトップ用「Core i7-5820K」(3.30MHz)と同等。GPUはデスクトップ用の「GeForce GTX 1080」の6割程度。ノート用のモデルを使っていると考えれば、十分に良い結果であろう。

 さらに「V-ray Benchmark」を使い、CPUとGPUのレンダリング速度をチェックする。スコアはそれぞれ、CPUは7837、GPUは194となった。ノートPCとしては悪くない結果だろう。

V-ray Benchmarkのスコア

 アプリケーションの起動速度、ファイル操作の快適さを見るため、ストレージであるSSDの速度を「CrystalDiskMark 6.0.2」によって計測した。具体的な数値は以下の画像を見てもらうとして、十分すぎるほどのアクセス速度を叩き出している。

 画像処理などで地味にストレスを感じるファイル操作が快適になるであろうし、ゲームをプレイする際のデータ読み出しの高速化が期待できる。

CrystalDiskMark 6.0.2のスコア

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