ついに国内でも登場したグーグルのオリジナルAndroidスマホ「Pixel 3」「Pixel 3 XL」。発売時点では実装されていなかった夜景モードが利用可能になる。今回一足早くテストする機会を得たので、ファーウェイ「HUAWEI P20 Pro」、アップル「iPhone XS Max」との撮り比べも含めて、作例を掲載している。
Pixel 3の夜景モードはモードの切り替えから
数秒カメラを構える必要がある
まず、夜景モードは、通常の撮影から「その他」に切り替え、「夜景モード」を選択することで利用可能になる。そして、実際に撮影する際は数秒程度、そのままカメラを構え続ける必要がある。このことからも内部的には数秒間、連続的に撮影を行ない、複数の画像から、ソフトウェアで情報を補完するという仕組みになっているのではないかと推測できる。
撮影したのは深夜の新宿、ということで写真以上に周囲は暗い環境である。通常⇔夜景モード以外の切り替え以外は基本的にオートで撮影している。
※:ファイルサイズが大きいので、作例のクリックにはご注意ください(一部画像の回転をしています)。
カット1
カット2
カット3
カット4
全体的に見ると、Pixel 3の夜景モードでは明るくなるとともに、ノイズ感を減少させており、すっきりとした写真に仕上がっている。また、一目でわかる“明るい”写真ではなく、比較的自然な仕上がりという印象。一方で1/1.7型という大型センサーを搭載するHUAWEI P20 Proの強みが出ているのも確かである。
この夜景モードが、どこまでがソフトウェアで実現されているのかはハッキリわからないが、シングルカメラとAIの力で魅力的な夜景の撮影を実現しているのは確かである。今後も強化が進むことに期待したい。