このページの本文へ

ライカ、シグマ、パナソニックの3社による戦略的協業「Lマウントアライアンス」も始まるっ

パナソニックが4700万画素のフルサイズカメラ「LUMIX S1R/S1」を発表!! = ライカのLマウント採用で4K60P撮影もっ!!

2018年09月25日 20時15分更新

文● カメラ特捜班+みやのプロ(@E_Minazou

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷



 パナソニックはドイツ・ケルンで9月26日に開幕するカメラの祭典「Photokina 2018」に先駆けて、現地25日午後、フルサイズ・ミラーレスの新システムを発表した.

 新システムは「LUMIX S」シリーズという名称で、具体的なカメラの名称は「LUMIX S1R」と「LUMIX S1」で、撮像素子の画素数が異なり、4700万画素と2400万画素のフルサイズセンサーを搭載.ライカカメラ社のLマウントを採用し、フルサイズミラーレス一眼として世界初の「4K60P」動画撮影と、手ブレ補正技術「Dual I.S.」も実現しているのが大きな特徴である.

パナソニックのシメージングネットワーク事業部長山根洋介氏の紹介でビデオが流れ、ついにフルサイズカメラを発表です!!!
S1RとS1のスペックはほとんど同じで、解像度のS1Rか感度のS1かという選択になる.

ライカとの深い技術提携で
Lマウントを採用

背面液晶は3軸ティルトが可能とありまね~ EVFのスペックも気になるところです~~~
上面からみるとシャッター側の肩の部分に大きめの液晶表示がある.親指にはダイヤルが、シャッターボタンの手前には3つのボタンがある.背面からみると、EVFの丸いラバーがとても大きく見える.左肩のモードダイヤルの赤いラインがカッコいいですね~~

 Sシリーズでは、レンズマウントにはライカの「Lマウント」を採用.Lといっても昔のスクリューではなく、現行ライカSLが搭載している、いわゆるLバヨネットマウントで、内径51ミリ、フランジバックは21ミリといわれている.ライカからライセンスを受けての利用で、ライカカメラのフルサイズミラーレスカメラ「SL」や、APSサイズのミラーレスカメラ「CL」および「TL2」と同じとなる.

日本でも2015年11月に発売となったライカのフルサイズ・ミラーレスカメラ「SL」.このマウントをパナソニックとシグマが利用する.
APS-Cサイズセンサーを搭載した「CL」も同じLマウントなので、レンズは共用できる.

 また、ライカ、パナソニックにシグマを加えた3社による戦略的協業「Lマウントアライアンス」も同日発表となった.ということは、シグマもLマウント・レンズを発売するのは明らかである.

Lマウントアライアンスのシンボルは無限大マークでござる

 ライカによると、現在、フルサイズ用レンズは8本ラインアップされている.APSサイズ用は7本で、これがSシリーズで利用できるかどうかは不明だ.

ライカが発表しているSL用の単焦点フルサイズレンズ.左から50mmF1.4のズミルックス、35mmF2、50mmF2、75mmF2、90mmF2のアポ・ズミクロン.ヨドバシ価格は62~69万円!!このうち 35と50mmのF2は2019年発売予定.さらにPhotokina2018で28mmF2、24mmF2、21mmF2が2020年に登場するロードマップが公開された.
こちらがズームレンズ.16-35mmF3.5-4.5はバリオ・エルマー、24-90mmF2.8-4、90-280mmF2.8-4はバリオ・エルマリート.こちらは約67~85万円!!!

 そもそも、パナソニックはLUMIXシリーズでライカと共にレンズ・カメラの開発をすすめてきた.そして、世界で初めて「ミラーレスカメラ」である「G1」を発売したのはパナソニックである.パナソニックによると、4年前から、ライカとより親密な技術提携を実施しており、その延長線上でLマウントを採用した.

もちろん自分も所有しております、世界初のミラーレス一眼「G1」は2008年発売ですからもう10年ですね~

新イメージセンサーと新ビーナスエンジンの威力
世界初=フルサイズで4K60P動画記録を実現

 S1RとS1の詳しい仕様は今回発表となっていないが、新しいイメージセンサーと新しいビーナスエンジンを開発し、AI高速・高精度AFを実現している.

 キヤノンはデュアルピクセルCMOSで、ニコンとソニーは合焦点を内蔵したCMOSで、ともに「位相差AF」によって高速化を図っているのとは対象的である.

 パナソニックは従来のM4/3システムと同様に、コントラストAFを使った空間認識AFによって、Sシリーズでも十分な合焦速度を実現しているという.逆にいうと「まじりっけなし」のCMOS全体を画像生成に利用できる利点もある.

説明のためにG9ProのDual I.S.2の解説図をお借りしました.S1シリーズがどうなるのかはまだわかりません.

 もちろんボディ内手ブレ補正を搭載しているうえに、レンズに内蔵する光学式手ブレ補正機能の両方を組み合わせて利用する「Dual I.S.」も実現している.具体的な内容は発表されていていが、現Gシリーズでは、ボディ内手ブレ補正機能で5軸(上下左右の角度ブレと並進ブレ、回転ブレ)を補正し、レンズ内で2軸(上下左右の角度ブレ)を補正するもの.ボディ側だけでは望遠レンズ時に、レンズ側だけでは広角レンズ時に補正が足りなくなるのを補い合うもので、さらに低速シャッター速度では両方利用して補正可能範囲が広がる.

 また、GH5やG9シリーズでおなじみの4K動画の60P(毎秒60コマ撮影)を、フルサイズセンサーのSシリーズ両モデルでも実現している.記録方式は公開されていないが、4Kムービーをフルサイズセンサーで60P撮影できるというのは、ムービー系ユーザーにとって心踊る機能である.もちろんフルサイズ・ミラーレスとして世界初である.

 保存用のメモリーはXQDとSDのダブルスロットであることは公表されたうえ、ボディは防塵・防滴・耐低温も実現しているので、フラッグシップモデルと考えていいだろう.

発表会で公開された防塵防滴のシーリングライン.念入りですね~~

レンズは当初3本だが
2020年までに10本以上を発売予定

 気になるレンズについては、まず、50mmF1.4と24-105mm、そして70-200mmの3本を同時発売する.発表会ではモックアップが公開されたが、どれもやや大ぶりで、ズームレンズのF値は公開されていないが、明るいにちがいないのである.

この3本のサイズが実際にこの比率なのかどうかはわかりませんが、おじさんとしてはお散歩用の小型単焦点レンズにもきたいしたいですね~~

 さらに、ニコンは本体と同時が3本で来年は6本、キヤノンは同時が4本で来年は未定としているのに対して、パナソニックは同時3本で2020年末までに10本以上を発売するという.本気度が常識を超えているのだ.

プレゼン資料では、シグマのレンズについて「多くの高性能andユニークレンズたち」とあります.これもPhotokina中に発表されるに違いありません.待て続報...

 さらに、シグマのLマウント・レンズがこれから登場するはずなので、使えるレンズはさらに増えるのである.

 ちなみに現行GシリーズのM4/3用のレンズはフランジバックが20ミリといわれており、Lマウント(21ミリといわれている)用のアダプターは出そうもないが、ライカからはすでにレンジファインダーでおなじみの「Mレンズ」、中判デジタルカメラの「Sレンズ」、35ミリ一眼レフの「Rレンズ」そしてシネレンズをLマウントに装着するアダプターが発売となっており、ある意味、発売と同時に無限(?)のレンズを装着できるのがSシステムであるともいえるのだ.

こちらがLマウントにライカのMレンズ、Rレンズ、Sレンズを装着するためのマウントアダプターです.

 現地取材班から、現場写真、実機写真が到着し次第、追加情報をお届しますよ~~

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

QDレーザー販促企画バナー

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン