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ビッグローブが見出したIoTビジネスでの商機

問合せ殺到のIoT課題解決キット「BL-02」 あえての"ダサさ"が求められたワケ

2018年08月31日 11時00分更新

文● コヤマタカヒロ 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP 撮影●曽根田元

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インターネットプロバイダーとして、そしてMVNO事業者として著名なビッグローブ(BIGLOBE)が、IoTハードウェアの新しい取り組みを開始している。ターゲットはさまざまなBtoB事業だ。2世代目となる「BL-02」が登場し、準備は万全。今回はデバイスの実力とその可能性を探る。

キッズ向けデバイスに舞い込んだ想定外の法人問い合わせ

法人事業本部 サービス企画部 羽田くらら氏(左)法人事業本部 副本部長 村上隆浩氏(右)

 パソコンやインターネット、スマホについてちょっとくわしい人なら、ビッグローブという会社のことは古くから知っているはずだ。もともとは個人向けにインターネットの接続を仲介するプロバイダーとしてサービスをスタート。その後、スマホと格安SIMの広がりに合わせて、MVNO事業を展開している。その広がりは法人向けにも当然及んでいる。ビッグローブで法人事業を担当する村上隆浩氏は語る。

 「法人向けのニーズが当初から多かったのがモバイルルーターです。企業のお客様がパソコンやタブレットを外出先で使うためですが、キャリアが用意している通信プランではコストが高くなってしまいます。そこでMVNO回線で安くモバイルルーターを使いたいという声が多くありました」(村上氏)

 こういった声を受けて、ビッグローブのサービスは、次第にIoTデバイスやM2M(Machine to Machine)向けの回線としても使われていった。たとえば、防犯カメラ用の映像を転送するための通信回線もビッグローブを利用すれば上り高速の10GBプラン、月額1500円(注)で導入できる。実用例が広がっていったことで、法人向けのMVNO回線はコンシューマー向けとは異なり、通話ではなく定額でのデータ通信サービスの方に比重が高まっていったという。

(注)BIGLOBEオフィスサービス・基本コース(管理者)月額基本料500円(税別)の契約が必要です。また初期費用として、SIMカード1枚に付き、プラン申し込み手数料3000円(税別)、SIMカード準備料394円(税別)がかかります。

 そんな中でアイデアとして生まれたのが、ビッグローブ独自のIoTデバイスだ。2016年に開発がスタートした「BL-01」は元々キッズ向けのスマートウォッチとして開発が進んでいたものだ。

BL-01

 「開発発表のプレスリリースを出したところ、想定していなかった法人のお客様から、使いたいという話をたくさんいただいたんです。キッズ向け市場は立ち上げが難しかったこともあり、方向転換して法人向けとして開発を進めました」(村上氏)

 IDC Japanが2017年に発表した調査によれば、2016年は国内IoT市場規模が5兆270億円に達した年。2018年3月の発表では、2022年には12兆4634億円に達すると予想している。ビッグローブも法人向けの戦略として、独自のIoTデバイス開発に可能性を見い出した。

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