公称で8.3時間というバッテリー駆動時間の長さも魅力

低価格でもLTE通信できるモバイルノートPCが外出先で超便利

文●貝塚/ASCII

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「m-Book J320SN-S2-LTE」

 マウスコンピューターの「m-Book J320SN-S2-LTE」は、Celeron 3865Uを搭載する13.3型ノートパソコン。SIMロックフリーのLTE(4G)通信モジュールを内蔵し、外出先でもウェブ接続可能なのが特徴だ。今回は、m-Book J320SN-S2-LTEの外観を中心に紹介する。

非光沢のみやすいディスプレー

像度は1366×768ドットと低めだが、ドットの荒さは思ったよりも目立たない

 m-Book J320SN-S2-LTEのディスプレーは、非光沢(ノングレア)仕様。ノングレアは、色味や細やかな階調などの表現が多少犠牲になる代わりに、明かりや顔の写り込みがなく、明るい環境でもコンテンツがみやすいメリットがある。本機の場合、ディスプレーにはTNパネルを採用しており、もともと発色のよさや色調のなめらかさを押し出しているわけでなく、非光沢仕様にしている点も理にかなっている。

 解像度は1366×768ドットと近頃のノートパソコンとしては低めだが、ドットの荒さは思ったよりも目立たない。この点も、ノングレア仕様であることの恩恵が大きい。ディスプレーの表面で光が乱反射しているから、ドットの粗を目が認識しにくいのではないだろうか。

SIMを入れれば単体で通信可能

SIMロックフリーのLTE(4G)通信モジュールを内蔵。採用モジュールはNTTドコモ網の3G(バンド1/19)とLTE(バンド1/3/19/21)に対応しているため、多くの格安SIMを利用できる

 試用しているm-Book J320SN-S2-LTEは、「m-Book J320SN」シリーズの1機種。同シリーズは32GBのフラッシュメモリーを採用した4万円台のモデルなども用意されている。

 m-Book J320SN-S2-LTEは7万8624円とOffice付きモデルを除けば、同シリーズの中では1番高額なモデルとなる。したがって、LTE通信をする必要のない人でなければ、さらに安価なモデルを選択した方がいい。

 しかし、モバイルノートでLTE通信が利用出来るメリットは非常に大きい。モバイルルーターと組み合わせてノートを使っているユーザーなら荷物をひとつ減らせるし、(ルーターの)電源管理の意味でもストレスが減る。

 ノートでLTE通信に対応するモデルは珍しいため、使用感のイメージがつきにくいかもしれないが、どこでも通信できる便利さは何にも代えがたい。

 採用しているモジュールはNTTドコモ網の3G(バンド1/19)とLTE(バンド1/3/19/21)に対応しているので、多くの格安SIMを利用できる。専用プランなどもなく、ランニングコストがおさえらえる点もうれしい。

 また、m-Book J320SN-S2-LTEはIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、Wi-Fi環境下でも高速な通信が利用できる。LTEとの組み合わせで、通信性能の強さはノートパソコンとしてはトップクラスに収まっているといえるだろう。通信時はもっと落ちるはずだが、公称で8.3時間というバッテリー駆動時間の長さも魅力だ。

汚れが目立ちにくいボディーも好印象

トップカバーとパームレストはパールを混ぜた塗装をほどこした上からヘアライン処理をしていて、さらっとした手触りだ

 m-Book J320SN-S2-LTEは、ボトムケースがブラック、それ以外はホワイトという配色で、見た目はスッキリとしている。トップカバーとパームレストは、パールを混ぜた塗装の上からヘアライン処理が施されており、さらっとした手触りだ。

 この仕上げには、見た目や手触りのよさだけでなく、汗をかいた際などにべたつきにくかったり、汚れや指紋が付着しにくいという実用上のメリットもある。ホワイトも黄色味がかったオフホワイトではなく、純白といった印象の真っ白いホワイトで、清涼感がある。使用感には直接関係ないが、使っていて気分のいいカラーだと感じる人が多いのではないか。

とにかく通信が便利なスタンダードモデル

 CPUやディスプレーなど、価格なりにコストを落としている部分もあるものの、それらをうまくカバーしたうえで、通信性能の高さやバッテリー容量の多さなどを実現している点がm-Book J320SN-S2-LTEの魅力だ。

 高額なモデルであれば、さらに有力な選択肢は出てくるかもしれないが、7万円前後の範囲で、使いやすくどこでも通信ができるノートは珍しい。それほど重い処理が必要ない人で、モバイルもできるメインマシンとしてや、単体で通信ができるノートを使ってみたいという人に、広くすすめたいモデルだ。