視力弱くても映像くっきり 網膜に直接レーザーを照射するデバイス
目が悪いのにくっきり見える
3月22日、赤坂インターシティAIR「IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP」が開催。
さまざまな企業が自社のIoT製品や関連技術を展示しているこのイベント。QDレーザのブースで出展されていたアイウェア「QD Laser」を体験してみた。
QD Laserは、「量子ドットレーザー」と呼ばれる特殊なレーザーを、網膜に直接照射して、映像を見ることができるというデバイスだ。
レーザーを照射するためのモジュールとメガネ型のデバイスを光ファイバーで接続し、光ファイバーを通じて網膜にレーザーが届く仕組み。メガネ側はおよそ50gと非常に軽く、違和感なく装着できる。
最大の特徴は、水晶体の機能に像の鮮明度が左右されないため、目が悪い人でもくっきりとした映像が得られる点だ。
筆者の視力は右0.5、左0.7程度で、裸眼でも日常生活に大きな支障はないが、見るものによっては多少ぼやけることがある程度。QD Laserを使って映像を見ると、空中に映像が浮かんでいるように見え、かつ、その映像は非常に鮮明。普段ものを見ている感覚とはまるで異なり、まるでSFの世界だ。
主に通信や産業、医療の分野や、研究用途に向けた販売を見込んでいるが、一般消費者でも購入自体はできるようにする予定だという。価格は50〜60万円ほどになるそうで、遊びのために購入するには高額かもしれないが、業務に使えそうなら面白い選択肢。
もし目にする機会があれば、ぜひ試してほしい。グラスに照射するタイプのデバイスとは全く異なる、鮮明な映像が司会に浮かび上がる感覚に感激を覚えるはずだ。
『IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP』
■日時:2018年3月22日(木)
開場 11時30分 終了予定 18時(予定)
■場所:赤坂インターシティコンファレンス
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F(the AIR)
■入場料:展示ブース(無料)、カンファレンスフリーパス(3000円)
■イベント内容:5セッションを実施予定、出展ブース ハードウェア/IoTスタートアップ企業による展示、実機デモ、物販など
■参加方法:カンファレンス / 展示エリア共に事前登録制
■主催:ASCII STARTUP
■共催:富士通株式会社、eiicon
■協賛・協力:JETRO、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、キリン、フォームラン、ペライチ
■出展:富士通、eiicon、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、IT工房Z、アメグミ、Ambi Labs.、AnchorZ、144Lab、YEAAH、エイコム、エイブリッジ、O:、オープンロジ、Origin Wireless Japan 、キッズプレート、きびだんご、クァンタリオン、QDレーザ、glafit、Gatebox、JDSound、16Lab、SOINN、ソフトフロントジャパン/エコノミカル、泰興物産、ドリコス、プログレス・テクノロジーズ、バタフライボード、歯っぴー、パリティ・イノベーションズ、ピクスー、ヒナタデザイン、4Dセンサー、Mintomo、Momo、リコノミカル、リトルソフトウェア、リンクジャパン
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。
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