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登山者の移動経路情報で上高地・八ヶ岳の登山道が正確に

国土地理院、ビッグデータで登山道を修正した地形図を初公開

2018年03月09日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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登山道修正の例

 国土交通省国土地理院は3月7日、登山者の移動経路情報を元にして登山道を修正した地形図を公開した。

 地形図の登山道をより正確にするため、登山者の移動経路情報などのビッグデータの提供に関する協力協定を民間事業者(ヤマレコおよびヤマップ)と2017年12月に締結。提供されたビッグデータを活用し、「上高地」および「八ヶ岳」地域の主な登山道を修正。国土地理院のウェブ地図「地理院地図」で公開したもの。

ビッグデータによる登山道修正範囲

 登山者の移動経路と地形図の登山道が大きく異なる箇所を修正しており、これまで地形図に反映できなかった登山道の付け替え箇所などが正確に表示された地形図を提供できるようになった。

 今後、夏山シーズンに向けて全国の主要な山域の登山道の修正を順次行ない、より正確な登山道の情報を地形図に表示して公開するとしている。

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