さとうなおきの「週刊アジュール」 第8回
「Azure ExpressRoute」にNWパフォーマンス監視機能が登場
Azure基盤で「Project Olympus」仕様のハードウェアを大規模採用
2017年11月16日 12時00分更新
Visual Studio Team Servicesが東アジアリージョンで利用可能に
Visual Studio Team Services(VSTS)は、コードリポジトリ、バックログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)などの機能を備えた、開発チーム向けのサービスです。
これまで、Visual Studio Team Servicesは、米国、ヨーロッパ、オーストラリア、インド、ブラジル、カナダのAzureリージョンで利用可能でした。今回、東アジアリージョン(香港)で利用可能になりました。日本からお使いの皆さんは、東アジアリージョンに移行することをお薦めします。
詳細は、私のブログポスト「Visual Studio Team Services (VSTS) が東アジア リージョンで利用可能に!」をご覧ください。
Azure Application Insights:VSTSダッシュボードのチャートウィジェット
今回、Visual Studio Team Servicesのダッシュボードに、Azure Application Insightsのメトリックを表示するチャートウィジェットを追加できるようになりました。
詳細は、ブログポスト「Application Insights: VSTS dashboard chart widget now available」、Azure Application Insights Widgetsをご覧ください。
Azure Storage:Blob Storage向けLinux FUSEアダプターが登場
Azure Storageは、ストレージサービスです。Azure Storageの一機能である「Blob Storage」は、オブジェクトストレージサービスです。
これまで、REST API、各種プログラミング言語向けのクライアントライブラリ、CLI (AzCopy、Azure CLI、PowerShellなど)、GUI (Azure Storage Explorerなど)といった方法でBlob Storageにアクセスできました。
今回、Blob Storage向けのFUSEアダプターのプレビューがリリースされました。FUSE(Filesystem in Userspace)は、独自のファイルシステムを作成できるLinuxのインターフェイスです。FUSEアダプターによって、LinuxからBlob Storageをマウントできるようになります。
詳細は、ブログポスト「Linux FUSE adapter for Blob Storage」、GitHubリポジトリをご覧ください。
Azure Virtual Machine Scale Sets:OSイメージの自動アップグレード
Azure Virtual Machine Scale Sets(VMSS)は、多数の同じ構成のVMをデプロイ、管理するためのサービスです。
今回、Azure Virtual Machine Scale Setsで、OSイメージの自動アップグレード機能がプレビューとなりました。OSイメージの最新バージョンがリリースされると、Azure Virtual Machine Scale Setsのクラスター内の多数のVMが自動的にローリングアップグレードされていきます。Azure Virtual Machine Scale Setsの管理がさらに簡単になりますね。
詳細は、ブログポスト「Announcing automatic OS upgrades for Azure VM scale sets」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Backup:Windowsのシステム状態のバックアップ機能がGA
Azure Backupは、バックアップ/復元サービスです。
Azure BackupでのWindowsのシステム状態のバックアップは、今年5月にプレビューになっていました。今回、この機能がGAとなりました。これよって、Active Directory、ファイルサーバー、IIS Webサーバーなどを完全にバックアップできるようになります。
詳細は、ブログポスト「Windows System State Backup to Azure with Azure Backup is generally available」、ドキュメントをご覧ください。
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