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プロ生ちゃんキャソン収録で明かす

上坂すみれさん、歌が下手で歌うイメージがなかった

2017年12月12日 15時00分更新

文● 千駄木 和弘 編集●北村/ASCII編集部

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複雑な歌詞でプログラミング愛が試される
上坂すみれさんが歌う「プロ生ちゃんキャラクターソング」

 プログラミングやIT系の話題に関するイベントを行なうコミュニティ「プログラミング生放送」のマスコットキャラクター「暮井 慧」(通称:プロ生ちゃん)。

「プログラミング生放送」のキャラクタープロ生ちゃん(暮井 慧)

 プロ生ちゃんはコミュニティ内でのキャラクター活動のほか、多数のキャラグッズやLINEスタンプが販売されていたり、人気のフリーソフト「CrystalDiskInfo(クリスタルディスクインフォ)」に特製ボイスが追加された「Kurei Kei Edition(暮井 慧エディション)」がリリースされるなど、プログラマー界隈で愛されているキャラクターだ。

 そんなプロ生ちゃんの新たなグッズとして、キャラクターソングを制作するという。もちろん歌うのは、プロ生ちゃんの声をあてる声優の上坂すみれさんだ。そこで、キャラクターソング収録時のスタジオにて、上坂すみれさんにインタビューを行ない、長年演じているプロ生ちゃんへの想いや、キャラソンにかける意気込みを聞いてみた。

MOSAIC.WAVがディレクションする本気キャラソン
すべて理解できるのはプログラマーだけ?

 取材するにあたり前もってデモテープと歌詞を受け取ったのだが、そこには思わず「マジで?」と声を上げた3つの驚きがあった。

 ひとつは、作曲したのが千葉“naotyu-”直樹さんだという。TVアニメ「とある科学の超電磁砲S」のED曲「リンクス」や、ももいろクローバーの「全力少女」などを手がけた作曲家で、J-POP、アニメ、ゲーム、劇伴などジャンルを問わず幅広く活動している有名人だ。

 もうひとつは、ディレクションと編曲を担当するのが「MOSAIC.WAV」だということ。MOSAIC.WAVは電波系な歌詞と複雑なシンセサウンドで、独自の「AKIBA-POP」という世界観を作り上げた人気の音楽ユニット。これまでも上坂さんへの楽曲提供も行なっている超実力派のミュージシャンだ。

 正直に言うと、キャラソンを制作しますと聞いても筆者は「ゆーて、個人制作レベルの楽曲なんじゃね?」と舐めていたフシがあった。しかし、まさかのビッグネームの登場で個人制作どころか本気で作ってるんだと驚かされた。

声優の上坂すみれさん(右)と、曲のディレクションと編曲を担当したMOSAIC.WAVの柏森進さん(左)

 3つめの驚きは、キャラソンの歌詞がプログラム用語満載で、非常に難解な文章だったことだ。プログラマーなら「なるほどね」と理解できる内容かと思うが、大半の人には意味が解らない部分にぶち当たるだろう。え、この歌詞はいったい何が言いたいの? Don't think, feel.ってことかな? という困惑を覚えるはずだ。

 難解とはいえ、歌詞の理解できない部分を省いて流し読み(流し聞き?)しても、ギリギリ把握できる内容になっているので、プログラミング知識がない人が聞いても楽しめるので安心してほしい。

知性あふれる節回しが光る曲
ミドルテンポな盛り上がりを体感してほしい

――ボイス収録の際にもお聞きしましたが、プロ生ちゃんはどんなキャラなのか、再度おさらいをお願いいたします。

【上坂すみれさん】 プログラミングが大好きな女子高生です。日夜プログラミングに励み、よく君(ユーザー)に呼びかけるくれる、すごくフレンドリーな女の子です。良い事も悪いことも「あっけらかん」と受け止めるというか、パソコンがご臨終しても「ご臨終したよー、次のは大事にしようね」と悪い事を引きずらない、サッパリした子です。

――キャラソンを歌ってみた感想をお聞かせください。

【上坂】 プロ生ちゃんは色々なボイスを撮ってきたのですが、そういえば歌はなかったかなと思いました。プロ生ちゃんらしいちょっと理系な歌というか。MOSAIC.WAVさんのすごくキャッチーな可愛さが詰まった、ステキな曲に仕上がる……はずです(笑)

――キャラソンが出ると聞いて、どんなお気持ちでしたか?

【上坂】 最初、MOSAIC.WAVさんが楽曲を作ってると知らなくて、デモテープだけを聞いて「あ、可愛い曲だなー」と思っていたら、MOSAIC.WAVさんだったというのが驚きでした。けっこう長く演じているキャラクターなので、素晴らしい節目というか、新しい一面が見られて良かったなあという気持ちになりました。

――歌詞と楽曲を受け取った時の、率直な意見を教えてください。

【上坂】 プログラム用語がプロ生ちゃんの肝なので、用語が多いなぁと思いつつ、歌詞を書くの大変だったろうなあと、いろいろな苦労が忍ばれる一曲でした。すごくポップで、完成したらすごく可愛くなるだろうなという感じです。

――歌われた上坂さんも苦労されたと思います。歌で大変だった部分はありますか?

【上坂】 ハモりが上下で2パートあったので時間がかかるかなって思っていたのですが、曲自体は全然わからないということはありませんでした。親しみやすい曲なので歌詞はよくわからなかったけど、なんとか歌えたかなって。

――それは上坂さんの楽曲「♡をつければかわいかろう」など、これまでもMOSAIC.WAVさんと一緒にお仕事をされたからでしょうか?

【上坂】 MOSAIC.WAVさんの曲はAKIBA-POPの元祖なので、もともと聞いていてすごく好きでなじみ深いというのもあります。今回の曲にも慣れ親しんだ雰囲気があったかなと。

――フレーズや歌詞で、ここを聞いてほしい部分はありますか?

【上坂】 歌の収録が終わった後で、急に「歌につける合いの手を(お任せで)入れてください」と、わりと丸投げで言われまして、ええー、私にですか! となりました(笑)。理系の掛け声って難しいなあと思いつつ慣れない合いの手の収録でしたが、最終的には皆でいろいろ考えくださって形になっている……はず(笑)。この合いの手がどこ使われているかわかりませんけど、きっと「掛け声入りバージョン」もあるので聞いてもらえるとうれしいです。

――今回の楽曲で気に入ってる部分はありますか?

【上坂】 曲の間奏部分が好きですね。ピコピコしているけれど、おバカ寄りではなく知性があるというか。繰り返しが多くてアルゴリズムを感じさせる……知らないですけど(笑)。電波ソングっぽいけどすごくインテリジェンスな、知性あふれる節回しが光る一曲なので、ミドルテンポな盛り上がりをぜひ体感してほしいです。

――今回はプロ生ちゃんのキャラソンということで、特に意識した部分などはありますか? 

【上坂】 プロ生ちゃんは基本的に元気な子なので、音程が低い部分でもあまり暗くならないようにしました。そもそもプロ生ちゃんに歌うイメージがなかったので「歌うんだぁ?」という感じでしたけど、歌うなら好きなこと言いそうだという想定で、明るく楽しく歌いました。

――歌詞には難解なフレーズが多いですが、内容の説明や指導は受けたりするのでしょうか?

【上坂】 そういえばなかったですね(笑)。もうツルっと撮って終わってしまいましたね。「レスポンスを待ってる」という歌詞の部分なら、何か質問をしたんだな? みたいに、私のつたない国語力で何とか乗り越えました。違ったところがあれば違うと言われるはずなので、特に何もなかったということは大丈夫だったんじゃないかなと。

【上坂】 プロ生ちゃんは何年も演じているのに、プログラム用語が全然覚えられなくて。プロ生ちゃんが教えてくれる超簡単プログラミング用語の本とかあればいいなぁって思いますね。

――いい本の企画が出ましたね。

【上坂】 クエリ―ってなあに? デバッグってなあに? とかやって欲しいですね。そうしたら解説CDをつけて、お値段2800円でぜひ作って欲しいですね(笑)

――先ほど「プロ生ちゃんって歌うんだ!」というお話がありましたが、今回のキャラソンから、プロ生ちゃんに対して新たに「あ、こんな子なのかも?」と感じた部分はありますか? 

【上坂】 私の中では「プログラマーさんは日陰に生きてる」という、ずっと持ち続けているイメージがあったのですが、今回のキャラソンのイメージだとプロ生ちゃんはあんまり暗いところがないというか、わりとサッパリと健康な暮らしをしているんだと知りましたね。パソコンが体に影響しないタイプの健やかで人間で、こんなに活発だったんだねという一面が見られましたね。

――最後に、曲のリリースを楽しみにしているファンに向けて一言お願いいたします。

【上坂】 プロ生ちゃんがついに歌を歌いました! 私、なぜか知らないけど「プロ生ちゃんは歌が下手」というイメージがあり、メッチャ可愛い歌を歌うんですねーって、すごく考えを改めました。プログラマーさんってプログラミングしてて歌とかあんまり歌わないですよね?

――鼻歌を歌うのはあるかもです。リズムに乗るとうまく打てたり、いいものが書けるみたいな?

【上坂】 歌はタイピングに作用するんですね(笑)。プロ生ちゃんの長年のプログラミング人生から生み出されたプログラミングに最適な歌だと思いますので、ぜひプログラミングが生活の一環になっている人はこれを聞いてやる気を出し、そしてエラーを減らしていただきたいと思います。そして、よく寝てください(笑)

――ありがとうございました。

キャラクターソングはオリオスペックで
1月11日から販売

 今回、収録したキャラクターソングはPCパーツショップのオリオスペックで1月11日(プロ生ちゃんの誕生日)から販売される。初回限定版はカセットテープ付きだ。本日12月12日よりオリオスペックで予約受付を開始している。

 なお、予約者にはCV上坂すみれさんのサイン入り缶バッジを抽選でプレゼントされる(10名・購入数で当選確率は変わらない)。

キャラソンCD「{re}coding」

 オリオスペックでは、12月12日より店内でハイレゾ音源を視聴可能予定(近日中にYouTubeのプロ生ちゃんチャンネルでも通常音源を視聴可能になる予定)。上坂すみれさんのサイン入り「プロ生ちゃん等身大ポップ」の展示や、多くのプロ生ちゃんグッズも販売されているので、プロ生ちゃんコーナーをチェックしてもらいたい。

楽曲情報

・曲名:{re}coding
・作詞: yksb
・作曲: 千葉"naotyu-"直樹
・編曲: 千葉"naotyu-"直樹・MOSAIC.WAV
・ボーカル: 暮井 慧(CV: 上坂すみれ)

CD 収録曲
1. {re}coding
2. {re}coding (off vocal)
3. {re}coding ~short size~
4. {re}coding ~for loop ver.~
5. {re}coding ~ringtone size~ (off vocal)

イラストレーター
・Ixy
・MIYA*KI
・浅葱くるみ
・ささくら

読者プレゼント

 上坂すみれさんの直筆サイン色紙を抽選で3名様にプレゼントします。下記応募フォームよりご応募ください。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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上坂すみれさんの直筆サイン色紙を抽選で3名様にプレゼント

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