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突然の障害を回避

SSDのトラブルを事前予測できる管理ソフト

2017年09月21日 17時40分更新

文● 天野透/ASCII

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 ハギワラソリューションズは9月21日、SSD寿命診断ソフトウェアの新バージョン「LiveMonitor 5.0.0.0」をリリースした。

 システムに接続されたSSDの状態を監視し、交換時期を予測できる管理ソフト。新バージョンではUIを刷新してグラフィカルなデザインを採用、新たにダッシュボード機能を搭載して、SSD状態の一覧性を高めたという。

 さらに、自己診断機能「S.M.A.R.T. (Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)」の情報をもとにしたデバイスやブロックの情報、アクセス比率情報といった詳細を、関連するものを同一画面上にまとめて表示するように変更。ダッシュボード機能と連携して、少ない操作で期待する情報にアクセスできるように改善したとしている。

 LiveMonitorはデバイスの温度や寿命予測といった情報、使用率や消去回数などのデバイスのブロック情報を表示できる。また、アクセス解析によってRead/Write比率や転送サイズ比率などを割り出せるほか、SSDのSecure Eraseやデバイスのファームウェアアップデートなども可能。

 書き換え回数の制限があるNANDフラッシュメモリーの寿命を予測できることが、産業機器向けのストレージにおいては重要と同社は指摘。SSDの自己診断をもとに、寿命や障害を予測し、事前に新しいSSDに交換することで予防保全が可能になるという。また、SSDへのアクセス解析情報を参照し、使用状況を効率化することで、寿命の最大化を図ることも可能としている。

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