ソニーは9月20日、4Kビデオカメラの新製品「FDR-AX700」を10月13日に発売すると発表した。予想実売価格は21万6000円前後。また、プロユースの2機種も同時に発表している。
新機種はいずれも1型、有効1420万画素(16:9動画撮影時)の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。また、AFは位相差方式とコントラスト方式を組み合わせた「ファストハイブリッドAF」を採用。動画向けにアルゴリズムを変更することで、高い追従性を実現している。
イメージセンサーに273点の像面位相差センサーを配置。AFは画面の約84%をカバーできるほか、AFの駆動速度を7段階、追従範囲・乗り移り感度をそれぞれ5段階に設定できる。
4K HDR撮影(HLG方式)が可能なほか、最高960fpsのスーパースローモーション撮影や、フルHDでの最高120fpsのスロー&クイックモーション撮影、S-Log3/S-Gamut3での収録にも対応する。
レンズは光学12倍の「ZEISS バリオ・ゾナーT*」を採用。付属バッテリーでの連続撮影時間は約3時間10分となる。
業務用向けの「PXW-Z90」「HXR-NX80」は、基本機能はFDR-AX700と同じだが、XLR(音声入力)端子を備えたハンドルを搭載。Z90については1080 60p/50pの映像をBNCケーブルで伝送できる3G-SDI出力端子を搭載する。
発売日は12月上旬で、予想実売価格はPXW-Z90が31万円前後、HXR-NX80が26万円前後となる。