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ズバッと解決! Windows 10探偵団 第307回

対応デバイスであれば、設定は簡単

Windows 10の「視線追跡操作」は想像以上に快適

2017年08月23日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

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 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

PCの下にマグネットで装着する

監視報告
Windows 10の視線追跡操作は想像以上に快適

 「第305回 Windows 10を「視線で操作」できるようになる」で紹介したように、Windows 10 Insider Previewビルド16257で、Windowsを視線誘導で操作できる「Eye Control」機能が搭載された。対応端末が限られているのだが、購入し実際に使ってみたので実用度を報告しておこう。

付属ソフトでキャリブレーションする

 現在、「視線制御」機能に対応しているのは、Tobii社製アイトラッキングデバイスの「Tobii Eye Tracker 4C」のみ。今後は、同社の「Tobii Dynavox PCEye Mini」「PCEyePlus」「EyeMobile Plus」や「I-series」といったラインナップにも対応していく予定とのこと。

 「Tobii Eye Tracker 4C」(https://tobiigaming.com/eye-tracker-4c/)をアマゾンで購入したところ、価格は約2万円だった。本体サイズは17×15×335mmと細長く、ディスプレイの下部に設置して利用する。

「Eye Control」機能をオンにすると丈夫に操作パネルが表示される

マウス機能でスタートボタンを見つめるとメニューが開く

ソフトウェアキーボードでテキスト入力も可能

 ドライバーソフトをインストールして初期設定を終了すれば、Windows 10の「設定」→「簡単操作」→「その他のオプション」→「視線制御(β)」のスイッチをオンにできるようになる。視線制御機能をオンにすると、画面上部に操作パネルが開く。この時点ですでに視線操作が可能になっている。マウス操作やキーボード入力が可能で、Windows 10を自由自在に操作できる。視線の追従性も高く、それほど厳密な初期設定を行っていないのに、どこを見ているのかを正確に検知してくれる。

テキストを読み上げる機能で、人と会話することもできる

 普段きょろきょろしながら仕事をしているので、1点を見つめるというのに苦労したが、精度は十分で実用性も高い。病気などで目しか動かせない人でも、PCを普通に操作できるようになるのは素晴らしいことだ。さらに、アイディア次第で一般ユーザーでも便利に使えそうな気もする。対応デバイスの拡大を期待したい。

これでズバッと解決!

 対応デバイスであれば、設定は簡単だし、すぐに視線操作が可能。驚くほど正確に操作でき、慣れれば文字入力もできる。


 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!


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