ASUSは、8月18日(現地時間)に台北で記者会見を開催し、同社製スマートフォン「ZenFone」シリーズ最新モデルとなる「ZenFone 4」シリーズ5機種を発表した。各機種のスペック詳細などは、既報記事を参照いただくとして、本稿では発表会の様子をレポートする。
ZenFone 4シリーズは全機種が背面デュアルレンズカメラを搭載!
今回発表されたZenFone 4シリーズ5機種は「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」「ZenFone 4 Max Pro」「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」。
これに、発表済みとなっている「ZenFone 4 Max」を加えると、ZenFone 4、ZenFone 4 Max、ZenFone 4 Selfieの3シリーズで、それぞれに無印とProの2モデルがラインアップされる形だ。
これらZenFone 4シリーズ最大の特徴となるのが充実したカメラ機能。ZenFone 4シリーズでは、キャッチフレーズも「We Love Photo」とされており、ASUS会長のJohnney Shih氏も、登場直後からカメラ機能について言及。
そして発表会では、ZenFone 4 Selfieシリーズ2機種とZenFone 4シリーズ2機種の全4機種について、仕様が詳しく紹介されたが、その中でも特に力を入れて紹介されたのが、各モデルのカメラ機能だ。
まず、ZenFone 4 Selfieシリーズ。ZenFone 4 Selfieシリーズ2機種は、ディスプレーのある正面にデュアルレンズカメラを搭載する点が大きな特徴となる。
標準レンズを採用する高解像度カメラに加えて、画角120度の広角レンズを採用し、広角撮影が可能なカメラを搭載しており、セルフィー撮影だけでなく、友人などと大勢でセルフィー撮影をする場合でも、広い領域で全員をカバーし撮影できるという。
また、ZenFone 4 Selfie Proでは、正面の高解像度側カメラに1200万画素のソニー製センサー「IMX362」を採用し、2400万画素相当の高精細静止画撮影や4K動画撮影も可能。ソフトライト対応のフロントLEDフラッシュを搭載し、セルフィーのフラッシュ撮影もキレイに、充実した正面カメラ機能が特徴と紹介された。
続いて、ZenFone 4シリーズ。無印のZenFone 4と、フラグシップモデルとなるZenFone 4 Proをラインアップしており、双方とも背面カメラにデュアルレンズカメラを搭載している。双方とも、標準レンズと画角120度の広角レンズを採用するデュアルレンズカメラとなっているが、無印とProでセンサーに違いがある。
ZenFone 4では、標準レンズ側に1200万画素のソニー製センサー「IMX362」を採用し、広角レンズ側には800万画素のセンサーを採用するという。
標準レンズ側では0.03秒の高速オートフォーカスや、4軸光学手ブレ補正機能にも対応する。また、フロントカメラには800万画素のセンサーを採用する。
それに対しZenFone 4 Proでは、リアカメラの標準レンズ側に1200万画素のソニー製センサー「IMX362」、広角レンズ側に1600万画素のソニー製センサー「IMX351」、正面に1300万画素のソニー製センサー「IMX319」と、3眼ともにソニー製センサーを採用する点が大きな特徴となる。
また、背面カメラの標準レンズ側は4軸光学手ブレ補正と3軸デジタル手ブレ補正をサポート。正面カメラは3軸電子手ブレ補正をサポートするという。これによって、リアカメラ、フロントカメラともに非常に高画質な写真を撮影できる点が特徴と紹介。
このほか、0.03秒の高速オートフォーカス、最大32秒の長時間露光やRAWデータなどにも対応するProモードを含めた12種類の撮影モードの用意、HD解像度で240fps、フルHD解像度で120fpsのスローモーション撮影機能などが紹介された。