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宅配便取扱個数、7.3%増の40億個…過去5年で最高の伸び率

2017年07月31日 12時22分更新

記事提供:通販通信

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国土交通省が7月28日発表した「宅配便取扱実績」によると、2017年度の宅配便取扱個数は前年度比7.3%増の40億1861万個となり、増加率はここ最近5年間で最も高い数値となった。

 同調査は、国交省が宅配便運賃かメール便運賃として届け出ている各事業者に対し、貨物取扱数の報告を任意で求め、結果を集計したもの。同調査での「宅配便」とは、重量30kg以下の貨物で、宅配便の名称を持ち、一口一個の荷物をトラックやトラックと鉄道・飛行機などとの組み合わせで運送するものを対象としている。

「ゆうパック」が23%増と伸び率トップ

 宅配便取扱個数は、1992年度が11億8900万個だったが、2017年で40億1861万個となり、通販市場の拡大とともに25年間で約4倍拡大した。

 2017年度の宅配便シェアをみると、トラック運送では、上位3便が93.4%、上位5便が98%を占めた。1位は「宅急便」(ヤマト運輸)で同7.9%増の18億6756万個(構成比46.9%)、2位は「飛脚宅配便」(佐川急便)で同1.7%増の12億1821万個(同30.6%)、3位は「ゆうパック」(日本郵便)で同23.3%増の6億3242万個(同15.9%)、4位は「カンガルー便」(西濃運輸・他19社)で同2.9%減の1億2955万個(同3.3%)、5位は「フクツー宅配便」(福山通運・他21社)で同1.5%増の1億2229万個(同3.1%)となった。上位5位では「カンガルー便」以外は前年度超過となり、「ゆうパック」の個数が大幅に拡大した。

 2017年度のメール便取扱冊数は、同0.5%増の52億8959万冊だった。1位は「ゆうメール」(日本郵便)で同0.7%増の35億3940万冊(構成比67.4%)、2位は「クロネコDM便」(ヤマト運輸)で同0.4%増の15億4216万冊(同29.2%)、3位は「ポストウェイメール便」(ポストウェイ)で同6.8%増の9490万冊、4位は「中越メール便」(中越運送)で同7%減の4555万冊、5位は「飛脚メール便」(佐川急便)で同2.4%減の4088万冊だった。

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