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日本郵便、送り状発行の「e発送サービス」開始…5アプリが導入

2017年06月20日 09時45分更新

記事提供:通販通信

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日本郵便(株)は20日、フリマアプリやオークションサイトなどのCtoCサービスとシステム連携し、手書きせずに送り状を発行して発送できる「e発送サービス」を郵便局やローソン店舗で開始した。フリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」など、5つのECアプリが既に導入を決定し、「e発送サービス」を利用した配送サービスを開始した。

送り状の手書き不要で利便性向上

 同サービスは、ゆうパック・ゆうパケットの利用が対象。配送料の一部を各ECサービスが負担するため、送料は通常よりも安くなる。

 送り状の発行・発送ができる店舗は、送り状発行用端末「ゆうプリタッチ」を設置する約1000局の郵便局と、Loppiを設置するローソンの1万2300店舗。送料はECサイト上で決済される。

また、付加サービスとして、出品者・落札者が互いに名前と住所を知らせず、匿名で商品を配送できる「プライバシー配送」、コンビニエンスストア・郵便局・宅配ロッカー「はこぽす」で商品を受け取ることができる「拠点受取」サービスを提供する。付加サービスの利用は、ECサイトごとに異なる。

 「e発送サービス」を導入予定のサービスは、フリマアプリの「FRIL(フリル)」「メルカリ」「ラクマ」と、オークションアプリの「モバオク」「ヤフオク!」。

 (株)メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」で、新発送サービス「ゆうゆうメルカリ便」を開始。「ゆうパケット」は175円(税込)で、「ゆうパック」は600円~900円(税込)。「拠点受取」「プライバシー配送」にも対応している。

 楽天(株)はフリマアプリ「ラクマ」で、全国一律料金で商品を発送できる「ラクマ定額パック」に「ゆうパケット」と「らく得パック」を追加。「ゆうパケット」は最大A4サイズの荷物が全国一律料金180円(税込)で発送できる。中型の幅広い荷物を対象にした「らく得パック」は、全国一律で680円(年内に料金改定予定)。「拠点受取」に対応している。

 ヤフー(株)では、オークションサービス「ヤフオク!」で、「e発送サービス」を「ゆうパック(おてがる版)」「ゆうパケット(おてがる版)」として提供。料金は「ゆうパック(おてがる版)」が480円(税込)、「ゆうパケット(おてがる版)」が205円(税込)。「拠点受取」に対応する。

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