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日本郵便、3852億円の純損失…ゆうパック荷物は9%増の6億個

2017年05月16日 05時04分更新

記事提供:通販通信

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日本郵政(株)が15日発表した日本郵便(株)の2017年3月期連結決算は、売上高(経常収益)が前年比3.2%増の3兆7658億円、経常利益が同23.3%増の522億円、3852億円の純損失となった。

トール社の業績不振で減損損失4003億円を計上

 国際物流事業で、子会社の豪物流会社・トール社が前年実績を大きく下回る業績となり、のれん・商標権などで減損損失4003億円を計上したことで、大幅な赤字となった。

 郵便・物流事業では、郵便料金の割引の一部を変更し、ゆうパック・ゆうメールでは受取の利便性を向上したほか、小型物品配送サービスを拡充した。また、郵便・物流のネットワークを再編し、集配業務の生産性を向上させた。日本郵便の郵便・物流事業の売上高(営業収益)は、前期比4億8300万円増の1兆9299億2800万円、営業利益は同17億2900万円増の120億5300万円となった。

 日本郵便の17年3月期の総取扱荷物は、郵便物が同1.7%減の177億3042万通、ゆうメールが同2.6%増の35億6285万個、ゆうパックが同9.1%増の6億3242万個となった。日本郵便の次期見通しは、純利益を130億円と見込んだ。

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