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コメ兵、純利益79%減…フリマ台頭で中古仕入れが苦戦

2017年05月16日 02時10分更新

記事提供:通販通信

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(株)コメ兵が12日発表した2017年3月期連結決算は、売上高が前年比12.6%減の401億3400万円、営業利益が同70.2%減の8億3200万円、純利益は同79%減の3億5500万円と、減収減益となった。

インバウンドの減少・フリマアプリの台頭で減収減益

 インバウンド消費の減少などで高額商品を中心に伸び悩み、減収となった。売上高総利益率の低下や新規出店に伴う地代家賃の増加などで、営業利益は同79%減と大幅に落ち込んだ。

 ブランド・ファッション事業では、新たに「KOMEHYO 買取センター新宿南口」(東京都渋谷区)や「KOMEHYO 梅田店」(大阪市北区)の2店舗を出店し、「KOMEHYO 渋谷公園通り店」(東京都渋谷区)など8店舗を閉店した。セグメント売上高は同14%減の353億9600万円、営業利益は同73.5%減の6億9200万円となった。中古仕入高は、新規出店やテレビCM、SNSなどを活用したプロモーションを実施したが、フリマアプリの台頭の影響などで買取競争が激化し、個人買取仕入高は同9.3%減の167億1700万円となった。

 タイヤ・ホイール事業は、売上高が同0.1%減の46億4500万円、営業利益が同26.9%減の1億1300万円だった。

 今後は名古屋駅前や新宿の新規出店や、既存店の収益力向上戦略により買取・販売を強化するほか、オンラインストの拡充でリアル店舗との相乗効果を高める。次期の見通しは、売上高が同6.6%増の438億円、営業利益が同47.8%増の12億3000万円、純利益は同111.2%増の7億5000万円と見込んだ。

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