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PCゲームの快適プレイに必要なCPUを吟味する

10個のCPUが大激突!Core i5とRyzen 5、Overwatchで有利なのはどっち?

2017年04月28日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトライッペイ

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 論より証拠。まずはエピック設定における、解像度別のフレームレートの違いをチェックしてみよう。ちなみに、グラフ内のCPUの並びは実売価格の順になっているので、上の棒グラフよりも長い結果であればそのCPUはお買い得と考えてほしい。

フルHD(1920×1080ドット)時のフレームレート(画質“エピック”)。
WQHD(2560×1440ドット)時のフレームレート(画質“エピック”)。
4K(3840×2160ドット)時のフレームレート(画質“エピック”)。

 前述の通り、エピック設定ではGPUがボトルネックになりやすい。解像度がWQHDや4Kになると平均フレームレートがほぼ横並びになるのはこのためだ。しかし、フルHD時はCPUごとにフレームレートがバラついている。GeForce GTX 1080 Tiの性能が強力なため、全体的にフレームレートがかなり高い争いになっているが、Ryzen 5よりも競合のCore i5のほうが若干良い結果を出せている点に注目だ。

 なかでも2万4000円前後のCore i5-7500が3万円オーバーの6コアCPUであるRyzen 5 1600Xや1600を降したのは興味深い。つまり、Overwatchにおいてはコア数よりも1コアの性能がモノ言うという証明である。また、Core i5-7600Kと7600は動作クロックが近いせいか、今回のベンチマークでは実測値で逆転することもしばしばあったが、ともに優秀だった。

 一方で、Core i3-7350KはRyzen 5 1400より遅い。さすがに2コア/4スレッドのCPUだとゲーム中のCPU負荷は8~9割占有されてしまうためだ。しかし、WQHDや4Kになると逆転するのがおもしろい。

 続いて、画質“中”設定のパフォーマンスをチェックしてみよう。

フルHD(1920×1080ドット)時のフレームレート(画質“中”)。
WQHD(2560×1440ドット)時のフレームレート(画質“中”)。
4K(3840×2160ドット)時のフレームレート(画質“中”)。

 画質を下げてGPUボトルネックが起こりづらい設定にすると、よりCPUの力の差が見やすくなるが、全体の傾向は変化しない。よりCPUが回るようになったことで、WQHD時でもRyzen 5勢とCore i5勢の力量差がよりハッキリした形になった。特に上位のCore i5ほど、競合するRyzen 5に対してアドバンテージを獲得している。

 Ryzen 5 1600Xの平均237fpsもプレイするには十分な性能ではあるが、最近ゲーマーの間で注目されているリフレッシュレートがネイティブ240Hz対応の超高速液晶ディスプレーを使いこなすためには、平均245fpsのCore i5-7600Kや7600を選ぶべきだろう。

まとめ:瞬発力勝負のゲームではインテルがやや有利

 OverwatchのBotマッチで計測されるフレームレートはブレがあるため、いかなる場合でも必ずこういう結果になるとは言い切れないが、平均fpsで見ればインテルCPUのほうがAMD CPUより良い値が出やすい、と言える。もちろん、ゲーム側の最適化やBIOSの熟成度アップなど、まだRyzen 5には伸びしろがあると思う。しかし、現時点でOverwatchを快適に楽しみたいならCore i5シリーズを選んでおくほうが良さそうだ。

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