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越境ECは台湾が狙い目?「懐日ブーム」で購入額1位に

2017年03月22日 09時13分更新

記事提供:通販通信

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 (株)ラクーンが21日発表した越境ECサービス「SD export」の販売動向レポートによると、日本製品の国別購入額は、ここ数年「懐日(日本を懐かしむ)ブーム」が起きている台湾が1位となった。

 「SD export」は、日本の国内メーカーと海外企業・小売店をつなぐBtoBの越境ECサイト。現在はメーカー約600社が世界134カ国に向けて商品を販売している。

 「SD export」の国別会員数は、1位が米国(26%)、2位が台湾(22%)、3位が香港(22%)となった。昨年11月までは台湾がトップだったが、同12月から米国が1位となり、英語圏の登録数が増加傾向にある。その要因としては、広告宣伝の効果や、サイトの英語対応、英語圏で人気のキャラクター商品の充実、などを挙げている。

 国別の購入額では、1位が台湾(39%)、2位が香港(26%)、3位が米国(9%)となった。台湾で購入額が拡大する背景には、台湾には親日家が多く、日本文化に親しみを持っていることや、距離が近いため送料が安く、商品が早く到着することなどがある。また、台湾で近年盛り上りを見せる「懐日ブーム」で、改めて日本製品が人気を集めているという。

 国別の人気商品は、台湾の1位が「食器・キッチン」、2位が「ステーショナリー・クラフト」、3位が「バッグ・財布」、4位が「レディース・アパレル」、5位が「ベビー・キッズ」となった。台湾からの注文の約60%は「食器・キッチン」用品で、特に岐阜県多治見の登記や波佐見焼、有田焼などが人気を集めている。香港の1位は「バッグ・財布」、米国の1位は「ステーショナリー・クラフト」だった。

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