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アスキー・ジャンク部リターンズ 第154回

「TENGA NIGHT CHARGE」

飲めるTENGA「NIGHT CHARGE」 ライバルはヘパリーゼ?

2017年03月21日 19時00分更新

文● コジマ

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 アスキー・ジャンク部のコジマです。

 今日はTENGAの「TENGA NIGHT CHARGE」を飲みます。3月21日から発売。価格は300円。

 高純度エナジーゼリー飲料「TENGA MEN’S CHARGE(テンガ メンズ チャージ)に続く、TENGAの食品アイテムです。肝臓エキス(100mg)、マカエキス(100mg)、ウコンエキス(100mg)のトリプル配合が特徴。微炭酸入りのスパイシーなフルーツフレーバーになっているといいます。

缶はこんな感じ

「MAX」の部分がアゲ↑アゲ↑ですね

原材料
果糖ぶどう糖液糖、水飴、L-シトルリン、豚肝臓エキス、 ウコンエキス、マカエキス、ガラナエキス、黒コショウエキス、食塩 / 炭酸、酸味料、香料、環状オリゴ糖、安定剤(増粘多糖類、セルロース)、ウコン色素、カフェイン、甘味料(スクラロース、 アセスルファムK)、乳化剤(大豆由来)

栄養成分(1缶 190mlあたり)
エネルギー 53.2kcal
たんぱく質 1.3g
脂質 0g
炭水化物 12.0g
食塩相当量 0.032g
クルクミン 30mg
肝臓エキス 100mg
ウコンエキス 100mg
L-シトルリン 800mg
マカエキス 100mg

 さっそく、飲んでみたいと思います。今回はASCII編集部きってのエナジードリンク好き、「エナドリ番長」の異名をもつスピーディー末岡さんも参加します。

エナジードリンクが三度の飯より好きというスピーディー末岡さん(左)、カフェインと炭酸が好きだけれども胃腸が弱い筆者(右)

色は「黄色!」という感じ。ウコン粉末も一役買っているのでしょうか?

 味ですが、意外といえば意外、エナジードリンク風ではありません。ちょっとオレンジ風味、甘味料の人工的な甘さ。何かに似ていると思いましたが、ハッと気づきました。ゼリア新薬の「ヘパリーゼ」です。あるいはハウスウェルネスフーズの「ウコンの力」。味も香りも、あの感じに近い。

 ウコンが入っているせいなのでしょうか。それとも、ナイトライフにピッタリということを打ち出すべく、そのようなテイストに仕上げたのでしょうか。したがって、一般的なエナジードリンクの味とは一線を画しています。

 そうはいっても、完全にマイルドかといわれると、それだけではない。マカエキスと黒コショウが効いているのか、飲んでいると次第に喉がヒリヒリしてくるのは、この飲料ならではといえるでしょう。

喉にジンジンくることをアピールするスピーディー末岡さん

 スピーディー末岡「いわゆるエナドリ、たとえば『レッドブル』のような味をイメージした人もいるかもしれないけど、そうじゃない。エナジーな味ではなくて、もっと人工的なフルーツ味。“飲む前に飲む”みたいな使い方がいいのかな。清涼飲料水みたいに楽しむというよりは、さあ、これから遊ぶぜ! というとき、前もって飲んでおく……みたいな感じ」

 なんといっても、あのTENGAの飲料ですから、飲んだらすっごい元気になる! わー! ギンギン! みたいなものを予想されるかもしれません。ずいぶん知能指数の低い文章になってしまいましたが。

 ところがどっこい、味からいっても、ウコンや肝臓エキスなどの原材料からいっても、どちらかというと「これから夜遊びしよう」みたいなタイミングで、前もって飲んでおく……というテイストになっています。ちょっと驚きです。

「エナドリ……なんだよね」「エナドリ……っぽくないですね」

 少し話がそれますが、レッドブルなどがすっかり定着した2013〜2014年は、国内の飲料メーカーもエナジードリンクに手を出していました。ところがどっこい、なかなか大ヒット作は生まれなかった、といってよいでしょう。大正製薬の「RAIZIN」は亀梨和也さんをCMに起用するなど気を吐いていましたが、それでもレッドブル、あるいは「モンスターエナジー」などの後塵を拝している印象があります。

 最近では国産エナジードリンクを見る機会そのものが減っているように思います。一から開発して、確固たるシェアを築くのは大変かもしれません。そう考えれば、TENGAの戦略もアリだと思います。普通のエナドリでは大手に敵わない。そこで、「エナジーMAXのナイトライフを」とうたい、アルコール片手のナイトパーリー前にどうですか……とやってくる作戦なのかも。

 ただ、そうなってくると、今度は先ほど名前を挙げたような「飲む前に飲む」系の飲料と競合することになりかねない。そこでTENGAがどのような売り込みをしかけてくるのか。いささか製品自体の感想からは離れてしまいましたが、注目したいところです。

「一本いっとく?」


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