2月14日、Amazon Web ServicesはブロックストレージサービスのAmazon EBSに新機能「Elastic Volume」を追加した。現行世代のEC2インスタンスにアタッチされたすべてのEBSボリュームにおいて、オンラインでのボリュームサイズの拡張、パフォーマンスの調整、ボリュームタイプの変更が可能になる。
利用はAWSマネジメントコンソールやAPIコール、AWS CLIから行なえる。AWS CloudFormationのスタック更新機能も利用でき、対象のボリュームに必要な変更を行なえる。コンソールの場合は、対象のボリュームを選択し、アクションメニューから「Modify Volume」を選択すれば利用可能になる。
Elastic Volumeの投入により、たとえばワークロードの変化に応じて、SSDからスループット最適化HDDに移行する場合もボリュームタイプを変更するだけで済む。また、月末の3日間だけIOPSを高く設定し、処理が終わったら元に戻すという運用も可能。さらに、あらかじめ設定を行なっておけば、ディスク使用率が90%を超過したというアラームが発報しても、ボリュームとファイルシステムの拡大を自動的に、しかもダウンタイムなしで行なえるという。今回の新機能についてAWSのブログでは「リソース計画やチューニング、空き容量の管理といった作業を劇的にシンプル化してくれます。あるいは作業自体が不必要になるかもしれません」と記載されている。