GDEPソリューションズは1月11日、ウェブブラウザーからLinuxサーバへの高速リモートアクセスを可能にするツール「FastX(ファスト・エックス)」の国内販売を開始した。価格は、初年度メンテナンス含めて1ユーザライセンス4万2984円。
FastXは、専用ソフトウェアをクライアントにインストールして、ネットワーク経由でLinuxデスクトップ・アプリケーションを利用できる。専用ソフトウェア無しでもFireFoxやChrome、Safariなどのブラウザーから利用することもできるので、PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスからの接続をサポートする。
StarNetが開発したFastXプロトコルにより、LAN内はもちろん、WANやクラウド環境などの広帯域ではないネットワークでもサーバ上アプリケーションをクライアントから利用できるという。
突然のネットワーク切断などの障害がおきてもセッションがサスペンドされるので、復旧後は障害直前の状態から再開できる。また、サスペンドされたセッションを別のクライアントで、再開することも可能だ。
「CAD」「CAM」「CAE」といったパフォーマンスやピクセル単位で完全なレンダリングが必要なアプリケーションも、FastXのクライアントソフトウェアやブラウザーで表示・操作ができるという。
GUIベースのインタフェースにより、直感的に操作が可能。各種設定や管理画面などもアイコンベースになっている。また、セッションをブックマークに登録することもできる。