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サードパーティー製アプリにも期待

新MacBook Proに搭載「Touch Bar」は何ができる?

2016年10月28日 19時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

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 新しいMacBookが発表されました。ラインアップは15型がスペック違いの2種類、13型がスペック違いと「Touch Bar」の有無で計3種類。価格は13型が税抜きで14万8800円から、15型が税抜きで23万8800円からとなっています。

 前モデルと比べて薄型化が図られたり(15型では1.55mmから1.49mmへとおよそ6mmの薄型化)、ディスプレーのコントラスト比が67%向上していたりと、随所がブラッシュアップされていますが、やはり気になるのは新搭載の「Touch Bar」がどういったものかという点。本稿ではTouch Barでできることを改めて確認してみましょう。

基本的な使い方

 Touch Barは従来ファンクションキー(F1〜F12までのハードキー)と置き換えられるかたちで搭載されるタッチ式のディスプレーです。

 従来ファンクションキーに割り当てられていたディスプレーの輝度調整やボリュームの上下、音楽の再生や停止の操作に対応しているほか、Siriの呼び出しも配置されています。また、カスタマイズにも対応しているため、よく使う機能を使いやすい様に配置することも可能。

 iPhoneと連動してMacから電話を受ける機能は従来から搭載されていましたが、この際の着信への応答や終話にも使用することが可能。発信者の情報も表示されるようです。

テキストカラーの変更や変換候補の選択に

 アップルによるドキュメント制作ソフト「Pages」やプレゼンテーション向けソフト「Keynote」などを利用している際には、テキストのカラー変更もTouch Barから可能。テキストのカラー変更って、カーソルを動かしてパレットから変えるのがなかなか面倒な作業ですよね。タッチで直感的に色を変えられるのはかなり便利そう。

 また、メールやメッセージでは、変換候補の選択や絵文字の選択も可能になります。ここは個人的にはスペースやファンクションを使っての変換で特に不満は感じませんが、慣れてみると意外に使い勝手がいいのかもしれません。

従来のファンクションにも!

 キーボードの「fn」を長押しすることで、従来のファンクションキーとして利用することも可能になります。ファンクションキーでカナ変換などを積極的にする方には朗報ですね。

Touch IDにもなる!

 Touch Barの右端はTouch IDのセンサーを兼ねており、ロックの解除に加えて、iTunes StoreやApp Storeでのコンテンツの購入、Apple Payでの支払い時の認証などに利用できます。これらはiPhone、iPadではおなじみの機能なので、違和感なく利用できそう。むしろ、そういえば搭載されていなかったな、という感じです。

 また公式サイトによれば、アプリ起動時にTouch Barに割り当てる機能はサードパーティーが独自にカスタマイズできるようなので、組み合わせ次第ではさまざまな利用が可能になりそうです。

 長らく大きな変化がなかったMacBook proですが、久しぶりのフルモデルチェンジで将来性のある楽しみな仕様が加わりました。買い替え時期を検討していた読者はまさに今が買いどきかも!

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