ソニーの「HUIS REMOTE CONTROLLER」をご存知だろうか? 電子ペーパーを搭載した学習リモコンで、同社の新規事業創出プログラムで誕生し、今年2月から「First Flight」(クラウドファンディングおよびEコマースサイト)と銀座のソニービルでのみ販売されている製品だ(直販価格 2万7950円)。
![HUIS REMOTE CONTROLLERの発売までの流れ HUIS REMOTE CONTROLLERの発売までの流れ](/img/2016/08/18/529842/l/e1e36899b932c53d.jpg)
HUIS REMOTE CONTROLLERの発売までの流れ
同社は8月30日より販路を拡大し、家電量販店などでも販売すると発表。あわせて、本リモコン専用のクレードルと、UIカスタマイズ用のソフトのリリースをアナウンスした。
8月30日発売予定の「HUIS BLUETOOTH CRADLE」(直販価格 7430円)は、HUIS REMOTE CONTROLLERの充電が可能なクレードルだが、機能はそれだけではない。
クレードルにBluetooth(バージョンは4.1)が内蔵されており、HUIS REMOTE CONTROLLERをワイヤレスキーボードとしてさまざまな機器で利用可能にする。
![クレードルがリモコンとBluetoothデバイスとの中継役となる クレードルがリモコンとBluetoothデバイスとの中継役となる](/img/2016/08/18/529844/l/7f752478210d16d1.jpg)
クレードルがリモコンとBluetoothデバイスとの中継役となる
対応機器はBluetoothのHID(Human Interface Device)プロファイルをサポートしている製品で、HUIS REMOTE CONTROLLERとBluetooth機器との間をクレードルが中継する形で動作する。
薄型テレビやPlayStation 4といった機器を想定しており、電子ペーパー上にソフトウェアキーボードが表示され、入力が可能となる。
さらに、クレードル背面のボタンを押すことで、リモコンからアラームが鳴る機能を実装。リモコンが見当たらない場合に簡単に探し出せる。
なお、HUIS REMOTE CONTROLLER自体にもBluetoothが内蔵されているので、機器と直接接続すればよさそうだが、実はHUIS REMOTE CONTROLLER側のBluetoothはLE(Bluetooth Low Energy)のみの対応で機能が制限されている。
一方、クレードル側はLE以外のBluetoothにも対応しており、さまざまな機器と接続可能。現在はHIDプロファイルのみの対応だが、ファームウェアアップデートで対応プロファイルを増やすことも可能とのことだ。
![「HUIS UI CREATOR」では、複数の機器の機能(ボタン)を1画面にまとめることができる 「HUIS UI CREATOR」では、複数の機器の機能(ボタン)を1画面にまとめることができる](/img/2016/08/18/529848/l/827ba5d36754e694.jpg)
「HUIS UI CREATOR」では、複数の機器の機能(ボタン)を1画面にまとめることができる
「HUIS UI CREATOR」は、HUIS REMOTE CONTROLLERの画面UIをカスタマイズできるWindows用ソフト。8月30日から無償でダウンロードできるようになる。
![編集画面。右のレイアウトからボタンを選び、中央のスペースに配置。左の画面でそのボタンに割り当てる機能を選択する 編集画面。右のレイアウトからボタンを選び、中央のスペースに配置。左の画面でそのボタンに割り当てる機能を選択する](/img/2016/08/18/529849/l/9ba910b4b30b6750.jpg)
編集画面。右のレイアウトからボタンを選び、中央のスペースに配置。左の画面でそのボタンに割り当てる機能を選択する
機能ボタンを自由にレイアウトでき、1つの画面に複数機器のボタンを集約することも可能。また、画像の配置もでき、画面をにぎやかに飾ることもできる。
なお、Mac版についてはリリースを検討中とのことだ。
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