キヤノンマーケティングジャパンは5月11日、ミラーレス一眼用レンズやコンパクトデジタルカメラなどを発表した。
LEDライト内蔵のEOS M用マクロレンズ
「EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM」(6月下旬発売予定、税別希望小売価格 4万5000円)は、同社のミラーレス一眼「EOS M」用で初となるマクロレンズ。最大の特徴は先端にLEDライトを内蔵する点で、被写体に寄って撮影しても影が出来にくい。
LEDはレンズを挟んで左右に搭載されており、片方を消すことも可能。さらに明るさの強弱も設定できる。
等倍(35mm判換算で1.6倍)撮影の通常モードに加えて、1.2倍の撮影が可能なマクロモードも搭載。35mm判換算で1.92倍の撮影ができる。マクロモード時は13mmまで被写体に寄れる。
そのほか、角度ブレとシフトブレに対応する手ブレ補正機能(ハイブリッド IS)を内蔵するほか、約130gという重量を実現し、で一眼カメラのマクロレンズとしては世界最軽量となる。
外部ストロボのフラッグシップモデル
「スピードライト 600EX II-RT」(7月発売予定、税別希望小売価格 7万2000円)は、EOS/PowerShot用の外部ストロボフラッグシップモデル。ガイドナンバーは最大60。
連続発行回数が従来比約1.5倍、外部電源使用時には約2倍に向上したほか、操作インターフェースにダイヤルを採用。ボタンとの組み合わせにより確実かつスムーズにメニュー項目を選択できる。
そのほか、電波によるワイヤレス撮影が可能で、複数のストロボを連携使用する場合、マスターとなるストロボのインフォメーション画面に各ストロボの充電状態を表示できるようになった。
ミドルレンジのコンデジ2機種も投入
「PowerShot SX620 HS」(5月下旬発売予定、税別直販価格 3万1800円)は、光学25倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ。
従来機「PowerShot SX610 HS」より若干小型化しながら、光学ズームが18倍から25倍となっている。
そのほかのスペックは同等で、撮像素子には1/2.3型CMOSセンサー(有効2020万画素)を採用し、4軸の手ブレ補正を搭載。画像処理エンジンには「DIGIC 4+」を採用する。
「IXY 650」(5月下旬発売予定、税別直販価格 2万2800円)は、IXYシリーズの上位モデルとなる。撮像素子には1/2.3型CMOSセンサー(有効2020万画素)を採用し、光学12倍ズームレンズを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 4+」で、IXYシリーズとしては唯一フルHD動画撮影に対応する。