日本の電子マネーは通常、クレジットカードのようなプラスチックカードタイプのものと、携帯・スマートフォンに内蔵された「おサイフケータイ」の2種類がある。どちらも非接触ICチップの「FeliCa」を使っており、リアル店舗であれば対応の決済端末があればタッチするだけで支払いができる。
では、タッチできない環境であるオンラインショッピングではどうすればいいのだろうか。電子マネーをオンラインで利用する方法をまとめてみた(ここではプリペイド型を扱い、ポストペイ型は別途紹介する)。
電子マネーは、現金をデジタルデータ化したものだから、本来はインターネットなどのオンラインサービスとの相性もいいはずだ。もともと、「仮想マネー」とも呼ばれた電子マネーサービスでは、クレジットカードの代わりに支払いを行なうためのサービスとして普及したという経緯もある。
しかし、非接触ICを使った電子マネーは、どちらかというとオフラインのリアル環境で利用することを想定して開発されたものなので、オンラインで利用するには一工夫が必要になる。
PCの場合は、FeliCa対応のリーダーライターが必須
PCの場合は、FeliCa対応のリーダーライターを用意すれば、対応するショッピングサイトなどでの支払いに利用できる。なかにはリーダーライターを内蔵しているPCもあるが、通常は外付けを利用することになるだろう。
「楽天Edy」は、「JustMyShop」「JoshinWeb」「Amazon.co.jp」「DMM.com」で利用可能
「楽天Edy」の場合、おサイフケータイを使った支払いに対応しているサイトが多いのが特徴。FeliCaリーダーライターを使った支払いができるのは、例えばジャストシステムの直販サイト「JustMyShop」、上新電機のオンラインショップ「JoshinWeb」など。ただ、この方法が使えるサイトはそれほど多くはない。

「Edy機能付き楽天カード」
多いのはメールを使った支払い方法だ。代表的な「Amazon.co.jp」の場合、支払い方法で楽天Edyを選択すると、設定したメールアドレスにメールが届き、そのリンクをおサイフケータイでクリックすることで支払いが行なえる。変則的な方法では、「DMM.com」ではコンテンツ購入にDMMポイントを利用できるが、このポイント購入を楽天Edyで行なえる。購入方法はメールをクリックするタイプだ。
