10.1型の使用感をチェック

4万2000円で2in1を手に入れる! Win10タブ「MT-WN1001」

文●鈴木誠史/ASCII

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 マウスコンピューターの「MT-WN1001」は、着脱式キーボードが付属する10.1型のタブレットだ。キーボードは本体ケースとしての機能も持っており、ケースに入れた状態で安全に持ち運びつつ、そのままノートPCスタイルで使うことができる。

 4万2098円という価格も魅力的だ。しかも1年間のOffice 365サービス利用ライセンス付き。かなりお得な印象を受けるが、本体やキーボードの出来はどうだろうか。編集部に実機が届いたので、使用感をチェックしてみる。

真っ白の化粧品に、本体とキーボード付きケースが入っている

「MT-WN1001」の主なスペック
CPUAtom x5-Z8300(1.44GHz)
メモリー2GB
ストレージ64GB eMMC
ディスプレー10.1型WXGA(1280×800ドット)
インターフェースUSB 3.0端子、Micro-USB端子、microSDカードスロット
カメラ前面背面ともに192万画素
バッテリー駆動時間約6.7時間
サイズ幅259×奥行き174×高さ10mm
重量約598g(キーボード装着時は928g)
OSWindows 10 Home(32bit)
OfficeOffice Mobile + Office 365 サービス(1年版)
価格4万2098円

 マウスコンピューターは8型、8.9型、10.1型と3種類のタブレットを販売している。8型の「WN802」と8.9型「WN892」を過去にレビューしたが、“Windowsマシン”としての使いやすさは10.1型のMT-WN1001が優れていると感じた。タッチ操作でのウェブブラウジングは快適だし、キーボードを装着しての「資料を見ながら原稿を書く」といった作業はノートPCと同じような感覚でこなせた。

ケースを閉じた状態

開くとキーボードが出現

折り目にそってたたむとスタンド化

本体をマグネット式のUSBで接続する

裏はこのとおり

A4よりもひと回り小さいサイズ。重量は約598gで、片手持ちもそれほど苦にならない

 普段はキーボードを装着してノートPCスタイルで使いつつ、移動中はカバンからタブレット本体だけ取り出せば、片手でも持てる重さになる。「軽い」というほどではないが、旧モデル(約640g)よりも軽量化し重さは約598gとなった。

 また、旧モデルにはなかったUSB 3.0端子を搭載。USB 3.0対応のポータブルHDDなどを利用している人にはうれしいポイントだ。このほか、Micro-USB端子、Micro HDMI端子、microSDカードスロットを備えている。

インターフェースやボタンのマークが記載されている

充電はACアダプターで行なう。モバイルバッテリーからMicro-USB端子で充電できないのは残念だが、バッテリー駆動時間は約6.7時間と十分

 キーボードはやや小さめだが、薄型ノートPCのキーボードよりも打鍵感があり、またカチャカチャ音もあまりない。キーが小さい分、慣れは必要だが、手首をほぼ動かさずに使えて疲れにくい。音量調整やタッチパッド無効化などがキーボード上で行なえるのもいい。

 キーボードにはタッチパッドと左右独立のクリックボタンもある。タッチパネル+タッチパッド+クリックボタンを必要に応じて使い分けられるのは便利だ。

キーボード

クリックボタン。ストロークは深め

MT-WN1001にはタブレットとノートPCそれぞれの使いやすさがある。特にキーボードの出来がよく、ノートPCスタイルで使うのがメインで、たまにタブレットとしても使いたいと考えている人にオススメだ

マウスコンピューター/G-Tune