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2016年はモバイルノートの当たり年、その分選択も悩ましい

VAIO Zなど薄型ノートが盛んだけど、レッツノート SZ5はどうか

2016年01月30日 12時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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鞄に入れて持ち運ぶときに重要なのは、薄さよりも重さと設置面積

 CF-SZ5JFMQRは、重さが約1.05kgとほぼ1kg。VAIO Zなど最近主流の薄型モデルは1.1~1.2kgぐらいがターゲットになっているようで、VAIO Zのクラムシェルモデルの場合、約1.17kgとなっている。さらにレッツノート SZ5はドライブまで内蔵するので重量ではかなり有利であると言える。

高さおよそ25.4mm。薄くはないが、その分フットプリントがおよそ幅283.5×奥行き203.8mmと小さい

 12.1型なのでフットプリントは比較的小さくおよそ幅283.5×奥行き203.8mmだ。ただし厚さは25.4㎜あり、最近主流の薄型ノートと比較すると厚みがある。例えばVAIO Zの場合、およそ幅324.2×奥行き215.3×高さ16.8mmなので、10mm近い薄さの差がある。13.3型の大画面になるぶんフットプリントも大きい。

 ただフットプリントの小ささには利点もあって、特に喫茶店や飛行機、あるいは発表会などでパソコンを置くスペースが限られている際に取り回しがしやすい。特に喫茶店で、パソコンを置きながらコーヒーやサンドイッチをかじりながら空き時間にメールチェックしたり、短い原稿を書く、といった場合には、画面の情報量と設置面積のバランスが取れた12.1型クラスはなかなかいい。

 また私の場合、薄さより軽さのほうが嬉しい面もある。カバンに常に入っているのは、コンパクトカメラ、メモ用のノート、筆箱くらいで、そのほかはペットボトル飲料、ヘッドフォンぐらいだ。よっぽど厚みのあるモバイルノートでなければ、かさばってものが入らないことはない。動きやすいようにリュックを使用しているので、肩の負担を考えても軽いノートはありがたい。

レッツノートはとにかく頑丈というイメージが強い

 レッツノートといえば長年使える頑丈なボディー。76cmからの落下試験(底面方向、動作時)や、30cmの高さ(6面・12辺・8角の合計26方向)から落下させる自由落下試験(非動作時)実施することで、机の上などからの落下のリスクを考慮している。また、100kgf加圧振動試験も実施し、満員電車の圧迫や振動も想定された頑丈ボディーとなっている。このあたりも信頼感がある。

 もちろん、ほかのメーカーのパソコンが簡単に壊れるというつもりはないのだが、直販サイト(パナソニック ストア)で購入したユーザーに対して、有償とはなるが1~2年使って痛んできた天板やキーボードの交換などを受け付けてくれたりと、かなりこだわったサービスが用意されている(なお、ここで紹介しているCF-SZ5JFMQRは量販店向けモデル)。ウェブサイトで実験の様子も公開されているので、1度観てみたらどうだろう。

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