日本でも限定数が販売されたパナソニックの1インチセンサーカメラ搭載スマホ「LUMIX CM1」。現在もまだ一部の店で売られているようです。海外では最近になって大幅な割引販売を行なっていることもあり、最近入手したという人もいるかも。さてこのCM1、スマホとしてだけではなく、普通に高画質デジカメとして使えるので筆者も愛用しています。
ちょっとした展示会なら筆者はメインのデジカメを持たず、このCM1だけで取材することも増えました。撮影後の写真はFlickrに全部アップ、取材が終わり移動中にはすべて写真がクラウドに上がっているので便利です。
いまやCM1無しでは仕事が出来ないほどなのですが、毎日のように使っていてちょっと心配になるのはグリップ性。スリムでフラットなボディーはスマホとしては使いやすいのですが、デジカメとして使う時はやや握りが弱くなり、たまに落としてしまうこともあります。ストラップを付けることもできるのですが、筆者はスマホは非ストラップ派。おかげでCM1はかなり傷だらけになってしまいました。
筆者の回りにもCM1ユーザーが多いのですが、最近ちょっと話題になっているブツがあります。香港のデジタルグッズやSIMを販売している「MATENRO-HK」から、CM1用をしっかりグリップできる、ブラケット3Dプリンター用図面が公開されたのです。有償でプリントも行なってくれるというのでさっそくお願いしてみました。
レンズ回りまで回り込むしっかりものの「Type-L」
ブラケットは2種類。こちらのType-Lはグリップ部分からレンズ回りまでを一体化させた構造で、ブラケットを付けたままCM1を振り回してもしっかりとホールドできるタイプ。見た目もなかなか凝っています。
Type-Lを使うには、まずCM1のレンズ周りのカバーを外して37ミリエクステンションチューブをとりつけます。これもMATENRO-HKで販売してるもの。CM1はこのようにレンズまわりに37ミリのネジが切られているので、市販の同サイズのレンズなどをはめることができるわけ。その機構をブラケットの固定用に使っているわけです。
Type-Lブラケットのグリップ側にCM1を挿入し、レンズ周りの円形の部分をエクステンションチューブに被せれば完成。簡単な構造ながらこれでグリップがしっかりとCM1に固定されるわけです。
そして最後に、レンズ周りのカバーをはめればよいのですが、ここはせっかくなのでもうちょっとカッコよくなるよう、フードカバーを付けてみました。レンズ周りが若干伸びるもののこのフードカバーをを付けるとスタイルがよく見えます。エクステンションチューブの先にも37ミリのネジが切ってあるからこんなことも可能なわけです。
(次のページは、「取り付けが簡単なType-Sは質実剛健」)この連載の記事
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