Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
調査依頼
Windows 10って売れてるの?
よく調査依頼が来るのは、「Windows 10は売れているのか?」「どのくらい普及しているのか?」という質問。マイクロソフトは、Windows 10を搭載するデバイスを2〜3年で10億台売る、と宣言している。発売から4ヵ月を過ぎたので、ここで流れをまとめてみよう。
最近、Windows 10にアップグレードしてはいけないとか、Windows 10失速といった記事を目にすることが多いが、実はWindows 10の普及状況は悪くない。
Windows 10は2015年7月29日にリリースされた。マイクロソフトは、1日で1400万台にインストールされ、8月26日には7500万台を超え、10月6日には1億1000万台を突破したと発表した。10月末には1億2000万台を突破したというニュースも出た。
ブラウザやOSのシェアを調査している「StatCounter」の発表資料によると、Windows 7(2009年10月22日リリース)やWindows 8(2012年10月26日リリース)と比べてもハイペースで伸びている。リリースから1ヵ月後、Windows 8は1%のシェアしかとれなかった。評判の高いWindows 7は4.05%だったが、Windows 10は4.88%を叩きだした。これは、Windows史上過去最高のスピードでバージョンアップが進んでいるということを示している。
「NETMARKETSHARE」という調査サイトで、デスクトップOSのシェアを見てみると、Windows 7が56.11%とダントツで、Windows 8/8.1が14.03%、Windows XPが10.59%、そしてWindows 10が9%と続く。Mac OSを含むその他のOSの合計が10.26%となり、Windows 10の健闘ぶりが伺える。
映画でもなんでもそうだが、リリース直後のブレイクが一段落するのは当たり前。とは言え、不評でペースが落ちているわけではない。Windows 10はWindows 7の堅牢性や使いやすさを継承しつつ、Windows 8で不評だった部分を改良、さらに最新の機能を搭載している。今後もリプレースが進むのは間違いない。
台数を上乗せする原動力になるのが、Windows 10 Mobileだ。日本でも続々と発売され、手にする人が増えるだろう。彼らが満足すれば、格安SIMの流れに乗って普及するはず。端末の完成度が低ければブレーキになりかねないので、ここは期待したいところだ。さらに大きな台数をみ込まれているのが、Windows 10 IoT。来年には様々なデバイスに搭載され、耳目を集めることだろう。
これでズバッと解決!
過去最高のペースで普及しており、今後もモバイルデバイスなので急ピッチで伸びると考えられる
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