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よし、4万円ぐらいでノートPCを作っちゃおう

Raspberry Piを使ってノートPCが自作できる「Pi-Top」が来たああああ!

2015年11月20日 12時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトライッペイ

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今後の拡張に期待

 ただし、Pi-Topに普通のノートPCのような使い心地を期待すると痛い目にあうことでしょう。筐体はおもちゃっぽいプラスチック、キーの触感は500円程度のキーボードより頼りなく、pi-top OSやCEED Universeも時々フリーズしたり、うまくカスタマイズできなかったりと、未完成&粗削りな部分も散見されます。

 さらにScratchでハードウェア制御を学べるとしながら、肝心のGPIOやSPIなどのヘッダーピンはすべてハブ基板に接続されてしまうため、ブレッドボードを接続してLEDを接続……といった定番の作業ができなくなっています。

 しかし、GPIOやSPIなどのピンはハブ基板下部のコネクターに接続されているようで、ここにアドオンモジュールを接続することで外部ハードの追加も可能になる、というのがPi-Topの構想のようです。こうしたモジュールが揃ってくれば「電子ブロック」的な楽しみ方もできそうですね。今後に期待しましょう。

SDカードに「Raspbian」を焼いて突っ込めば、そのままRaspbianが動きます。ただし、バッテリーの残量チェックなどpi-top OS独自の機能は使えなくなります。

ハブ基板の裏側に隠れている謎のコネクターは、パターンを追う限りラズパイ2のヘッダーピンを引き出しているようです。しかし、ここに装着するモジュールは自作する必要があるという……。

筆者がゲットした機材のキートップをよく見ると、なぜか「E」キーがなく「T」がダブっていました。メールで問い合わせたところすぐ「E」のキートップだけ送ってくれるそうですが、すごく手作りっぽい感じがする製品ですよね。

■関連サイト
Pi-Top
Pi-Top Ceed Universe動画(YouTube)

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