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企業経営幹部の9割「ビジネス向けモバイルアプリが不可欠」

2015年11月05日 04時59分更新

記事提供:通販通信

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 アクセンチュア(株)が4日発表したレポート「デジタルビジネスを加速させる:モバイルアプリの重要性」(英語)によると、企業経営幹部の87%がビジネス向けのモバイルアプリの価値を高く評価しているが、アプリ開発や運用の体制を構築している企業は50%程度という結果になった。

 同レポートは、世界15カ国・9業種の1925人の経営幹部に対して、ネット・電話インタビューで調査したレポート。調査期間は2014年12月~15年1月。

 モバイルアプリの重要性に関する質問では、「モバイルアプリは自社のビジネスにとって不可欠である」が82%、「将来的にモバイルアプリが主要なユーザーインターフェースになる」が85%、「モバイルアプリがデジタルビジネスを加速させるきっかけになる」が87%と、回答者の約9割が、ビジネス向けモバイルアプリに大きな付加価値を期待していた。

 一方、「アプリ設計・構築フェーズでユーザーのフィードバック収集を含めた、体系的なテストプログラムを実施している」の回答は52%、「利用状況に関するレポートやアナリティクスによってユーザーの不満を把握している」は48%で、半数がアプリ開発や運用体制を構築していないことがわかった。

 モバイルアプリの管理・開発で最大の課題については、49%が「セキュリティー」と回答。37%が「クラッシュやバグなどのパフォーマンスに関する問題」と回答したが、この回答者のうち55%が「課題解決に有効なバグ修正やトラッキングのツールを導入していない」と答えた。

 同調査では、「企業の経営幹部は投資効果を最大化させるため、モバイルアプリ管理を一層重視する必要があることが明らかになった」としている。

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