半導体用だが、CPUにも使えるのか?
熱伝導両面テープ
両面テープとあるように、確かにとても薄い。熱伝導率0.65W/m・Kとスペック表記があるため、期待できなさそうだったが、結果としてはBIOS読み57度、サーモグラフィーで38.5度と高熱伝導性灰色ラムダ・ゲルシートよりもいい成績を見せた。とはいえ、CPUに使うにはBIOS読みの温度がやや高いので、不安が残る結果といえよう。
熱伝導シートは、薄いほうがいいのか……。本製品はCPUサイズよりも大きいため、カットすることになったが、そのあたりの加工も容易だった。意外と性能がいいので、スティックPCやルーターなどの冷却性能アップ用によさそうだ。
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安心の信越化学工業製、しかも薄い!
熱伝導フェイズチェンジシート
厚さ0.12mmで期待のできるもの。計測してみると、8分経過時点でまでは60度超えだったが、10分時点で52度にまで落ちた。そのため、しばらくなじませる必要があるものと思われる。実際、パッケージにも加熱・加圧により軟化・薄膜化すると記載されている。
さて、BIOS読みは52度だが、サーモグラフィーで37.5度。使用後にもとくにシートに変化はないため流用可能だが、結果からするとやはり低発熱のCPU向けだ。
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(→次ページヘ続く 「熱伝導率20W/m・K以上の高級シート」)
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