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TransferJetは2020年までに街中に使えるようになる?

VAIO cafeに東芝のコーナー? Z CanvasとTransferJetの親和性とは

2015年06月02日 18時54分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「VAIO cafe」に東芝セミコンダクタ―&ストレージのブースがある理由とは?

 5月25日から29日までの期間限定で、六本木ヒルズ内「Hills cafe」で開催されていた「VAIO cafe」(関連記事)。「VAIO Z Canvas」をはじめとするパソコンのタッチ&トライが可能だったほか、写真家や映像クリエイターが日替わりでトークショーなども開催していた。

六本木ヒルズ内「Hills cafe」で期間限定で開催されていた「VAIO cafe」

 そんなVAIO一色に染まったカフェの中に、なぜか東芝セミコンダクタ―&ストレージのコーナーがあった。それは、VAIO Z Canvasを購入すると東芝の近接無線転送技術「TransferJet」規格に準拠するUSBアダプター「TransferJet」がもらえるキャンペーンを実施していたからだ(限定数量に達したため現在は終了)。

VAIO cafeの一角に、東芝セミコンダクタ―&ストレージのコーナーがあった

TransferJetもVAIO Z Canvasも、クリエイティブな作業に最適

 東芝の担当者によると、TransferJetとVAIO Z Canvasは親和性が高いらしい。それは、どちらもクリエイティブな作業に需要があるからだという。TransferJetは、対応アダプター同士を近づけるだけでデータの転送が可能な技術。VAIO Z Canvasは、Adobe RGBカバー率95%を再現できる広色域ディスプレーを搭載するほか、ペンの先端でセンシングするスタイラスが付属。そのほか、「モンスタータブレットPC」と自ら名乗るほどの高スペックで、写真家やイラストレーター、映像クリエイターなど、プロの創作にも利用できることをうたっているタブレットパソコンだ。

トークイベントでは、アニメ「攻殻機動隊」や「東のエデン」のプロデューサーを務めた石井朋彦氏が実際にCG部分をVAIO Z Canvasで制作したというプロモーションビデオも上映された

 写真家やイラストレーター、映像クリエイターなどを生業にしていると、写真や画像、動画のデータをその場でパソコンなどに転送してすぐに確認しなくてはいけない作業が発生する。そこでTransferJet対応アダプター利用すれば、VAIO Z Canvasにスマートフォンなどからすぐにデータを転送して確認することができるのだ。

 VAIO Z Canvasがクリエイティブな作業に最適ということで、VAIO cafeでは実際にVAIO Z Canvasを仕事で使用しているという写真家の御園生 大地氏のほか、アドビシステムズの栃谷 宗央氏も登壇。VAIO Z Canvasの魅力についてのトークショーを実施していた。

写真家の御園生 大地氏がVAIO Z Canvasの魅力を語るトークショーを開催アドビシステムズの栃谷 宗央氏も登壇していた

TransferJetでスマホからVAIO Z Canvasに動画を転送、約4秒と高速!

 実際にVAIO cafe内にあるコーナーでは、VAIO Z CanvasにTransferJet対応のUSBアダプターが接続してあり、対応microUSB端子を接続したスマートフォンをかざしてデータを転送するデモを見せてくれた。TransferJetでハイビジョン動画をパソコンに転送してもらったのだが、4秒くらいで転送完了した。

TransferJetを使用して実際に動画を転送するところを見せてもらった

 また、無線LANを介してデータを転送する製品もいくつかあるが、無線LANが飛び交う公衆の場などでデータを転送する際に気になるのがセキュリティだ。その点、TransferJetはアダプター同士を近づけないとデータが転送できないので、どこかでデータが漏れてしまうという心配はない。クライアントに渡す重要なデータなどを扱うクリエイターにとってセキュリティが強固なのは嬉しい点だろう。

 現在、TransferJetに対応するアダプターは、USBタイプ、MicroUSBタイプ、Lightningタイプがラインアップされている。また、2015年の夏にはTransferJetに対応するSDカードの販売も予定。これをカメラに入れておけば、TransferJet対応アダプターを接続したパソコンなどにかざすだけで写真データが転送できるようになる。そのほか、富士通のスマートフォン「ARROWS NX F-04G」にもTransferJetに準拠した送信モジュールが内蔵された。今後は、パソコンなどに内蔵することも検討していきたいとのことだ。

2020年の東京オリンピックに向け、海外の観光客への訴求も目指す

 さらに、2020年の東京オリンピックを見据え、海外から来る観光客に対してTransferJetを訴求したいとのこと。今はまだ検討中のようだが、デジタルサイネージからスマホへの情報配信や、レジ支払と同時にコンテンツを配信するなど、TransferJetを使って観光客向けの情報などを発信したりすることで、日本の技術力をアピールしていきたいとしている。

 そのほか、TransferJet対応アダプターを接続したスマートフォンなどを持ってイベント会場に行くと、そこでしか手に入らない限定コンテンツなどが手に入る仕組みなど、現段階では未定だが検討しているサービス構想も色々あるという。2020年の東京オリンピックという一大イベントまでに、TransferJetは街中で使用できる技術となるのか、大いに期待したい。

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