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「初めての医薬品」は店舗、「使用歴あり」はネットで購入

2015年03月02日 02時14分更新

記事提供:通販通信

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グラフ くすりの適正使用協議会が2月27日発表した一般用医薬品のインターネット販売の実態調査よると、「初めて買う薬」「すぐ必要な薬」は店舗で購入し、ネットでは「いつも飲んでいる薬」「名前を知っている薬」「過去に使用したことがある薬」を購入するケースが多く、消費者は一般用医薬品を店舗とネットを使い分けて購入していることが明らかになった。

 同調査は一般用医薬品を購入した経験がある人500名を対象としたインターネット調査で、2014年6月以降に実施した。

 店舗とネット販売の使い分け購入に関する質問で、初めて買う薬は「実際の店舗で購入する」が52.4%、「ネット販売」が6.2%、「どちらでも買う」が41.4%となった。すぐ必要な薬は「実際の店舗」が64.6%、「ネット販売」が9.2%、「どちらでも買う」が26.2%と、店舗での購入率が高かった。一方、いつも飲んでいる薬は「実際の店舗」が8%、「ネット販売」が31.8%、「どちらでも買う」が60.2%となった。この数値は、名前を知っている薬、過去に使用したことがある薬でも、同じような結果だった。いつも飲んでいる薬や過去に飲んだことがある薬は、安心感や薬剤師の説明を受けていることなどから、店舗に限らず、ネットでも積極的に購入する傾向が見られた。

 ネット販売を利用して困ったこと、不安に感じたことの質問では、57.9%が「特にない」と回答した。また、約65%が「今後も積極的にネット販売を利用したい」と回答した。リピートの回数は、男性が女性を上回った。販売サイトの選択ポイントは、「属しているオンラインモール(楽天、Yahooなど)」が67.4%でトップ、次いで「医薬品の品揃えが良い」が35.6%、「使い慣れたショッピングサイト」が31.2%と続いた。ネット販売で一般用医薬品を選ぶポイントは、「価格」が65.6%、次いで「効き目の強さ・穏やかさ」が44.8%、「医薬品の商品名」が35.2%と続いた。副作用は16.2%、医薬品との飲み合わせは9.2%と、あまり考慮されていない傾向があった。

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