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ニッセンHD、85億円の赤字…収益改善ならず

2015年02月10日 08時47分更新

記事提供:通販通信

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 (株)ニッセンホールディングスが9日発表した2014年12月期決算は、売上高が前期比6.1%増の2083億7000万円、営業損失が66億2800万円、純損失は85億1000万円となった。営業損失の赤字幅は32億7500万円拡大し、純損失は56億3300万円の赤字幅が拡大した。

 コマース事業は、カタログからネット主体のビジネスモデルへの構造転換を進めたが、消費増税後の反動や閑散期のカタログ発行などが影響し、売上が計画を大幅に下回った。売上高は前年比5.6%増の2016億7600万円、セグメント損失は62億1400万円(前年損失27億8700万円)となった。減収による利益減や、カタログ発行回数の増加などの販売固定費が増加し、赤字幅が拡大した。

 次期の見通しでは、カタログ発行回数の見直しや販売固定費の削減など、積極的にコスト削減を行い、2015年下記以降は赤字幅が大幅に縮小する見通し。セブン&アイグループが掲げるオムニチャネル戦略の推進、原価率やフルフィルメントを効率化、カタログ発行回数の見直しなど販売固定費の削減などを実施し、早期黒字化を目指す。

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