マカフィーは11月12日、2014年の10大セキュリティ事件のランキングを発表した。これは、日本国内の経営層や情報システム部門などのビジネスパーソンを対象に意識調査を実施し、各事件の認知度をランキング化したもの。
3位は、ここ1年を通して拡大をみせたLINEの乗っ取り被害で、認知度は56.2%。2位は、振り込め詐欺/迷惑電話による被害で、認知度59%。ちなみに4位と5位もネットバンキングを狙うウィルスやフィッシング詐欺など、以前から取りざたされているものの、未だ蔓延している事件群となっている。そして1位は、ベネッセの顧客情報流出がランクイン。認知度77.7%と、単一事件がトップになった。
今回の調査について同社SE本部 本部長 兼 執行役員である田井祥雅氏は「個人情報の漏えい・盗難から被害の発生、さらなる悪用に至るセキュリティ被害の負の連鎖を断つには、職場・家庭でのセキュリティに対する意識・モラルを向上させ、事件の発生を未然に防ぐことが重要である」としている。