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ツイッター、新たな開発者向けツールキット「Fabric」を発表

2014年10月26日 12時00分更新

文● Selena Larson via ReadWrite

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この新しいツールはツイッター上のアプリの成長支援が目的だ。

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ツイッターは開発者たちを招き入れようとしている。

ツイッター初となるデベロッパー・カンファレンス「Flight」で同社CEOのディック・コストロは、ツイッター・プラットフォーム上でのアプリの開発と収益化を支援するための新たな開発者向けツールキットを発表した。このツールは「Fabric」と呼ばれ、ツイッターのクラッシュ検知サービス「Crashlytics」や「MoPub」、ad exchange networkなどを含むサービスのバンドルとなっている。

この新しいツールによって、ツイッターは正式にフェイスブックやグーグルとの開発者の時間と注目の争奪戦に参戦することになる。このツールはアップルのXcodeおよび「全てのメジャーなAndroid開発環境」で動作するように設計されており、これは開発者がこのツイッターのツールを普段使っているであろう開発環境の中でそのまま利用できることを意味している。

さらにコストロはこの基調講演中、競合に対する直接的な批判もいくつか述べている。「モバイルSDKの世界は、自分の関心を第一に、他人の関心の二の次にして最適化するような人々によってこれまで支配されてきた」と彼は語っている。

彼は、恐らくフェイスブックのことを考えて語っていたのだろう。フェイスブックはbackend-as-a-serviceであるParseやFacebook Login、Facebook広告を異なるアプリケーションを横断して表示できる新たなFacebook Audience Networkなどを開発者に提供している。

関連記事:フェイスブック広告がどこまでもユーザーを追いかけてくるようになる?

またグーグルは、同社のクラウドサービスの一部としてリアルタイム・アプリを構築するためのバックエンドサービスFirebaseを買収している。

ツイッターはさらに新しいツイッター・ログイン機能をデビューさせた。このサービスはユーザーがアプリケーションやサービスに対して、新しいユーザーネームやパスワードのIDを個別に作成する代わりに自分のツイッターの認証を使ってログインできるというもので、基本的にフェイスブックやグーグルのログインサービスと同様のものだ。

トップ画像提供:Selena Larson

Selena Larson
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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