楽天は2月、無料通話・メッセージアプリ「Viber(バイバー)」を運営するキプロスのViber Media Ltd.(バイバー・メディア)を子会社化したが、バイバー・メディアは英時間11日、ViberアプリのiPhoneおよびAndroid端末向けの最新版「Viber 5.0」をリリースした。
Viberアプリは、これまでビデオ通話機能をデスクトップ版アプリ向けに提供していたが、Viber 5.0では新たにスマホでのビデオ通話機能が追加となった。また、相手の電話番号を登録するか、専用QRコードを読み取ることで、相手が登録している氏名や写真などを追加できる機能も加わる。
さらに、Viber 5.0は日本において楽天会員ID・楽天スーパーポイントと連携。楽天会員IDを「Viber」に登録することが可能となった。ユーザーの利用実績に応じて楽天スーパーポイントを付与するキャンペーン「楽天Viberスクール」を実施している。楽天会員IDをViberに登録することで、同アプリの各種機能の新規利用や、通話やメッセージ機能の毎日の利用で、楽天スーパーポイントを獲得できる。
楽天会員数は約9000万人に及ぶと言われているだけに、今回の連携を機にViberアプリにとっては大幅な会員数の増加が見込まれる。国内の無料通話・メッセージアプリでは、LINEの登録ユーザーが5200万人を超えている。ViberアプリにしてみればLINEを追従したいところだ。