パワーアップした15.6型ハイスペックノート「LIFEBOOK AH77/R」ロードテスト 第3回
従来モデル「LIFEBOOK AH77/M」と徹底比較
15.6型「LIFEBOOK AH77/R」はHaswell Refreshでゲーム性能は向上する? (2/3)
2014年07月04日 11時00分更新
新CPUとWindows 8.1 Updateで3D描画性能がやや向上
3Dゲームプレー時の快適さは、グラフィックス処理を担当するGPUの性能に左右される。「LIFEBOOK AH77/R」のGPUは、CPU内蔵のインテルHDグラフィックス 4600。外付けGPUに比べるとパワーは劣るものの、ローエンド向けGPU程度の性能は持っている。
LIFEBOOK AH77のCPUは、クアッドコアのCore i7-4712HQ(2.30GHz)だ。前モデル「LIFEBOOK AH77/M」のCore i7-4702HQ(2.20GHz)と比べると動作周波数が100MHz向上しているが、GPUそのものはまったく同じ。ドライバーのバージョンが異なるってはいるが、性能についてはほぼ同程度と見ていいだろう。
GPUについては新旧モデルでまったく同じものが使われているが、OSについてはLIFEBOOK AH77は最新版のWindows 8.1 Update(64bbit)を搭載している(前モデルはWindows 8.1)。ベンチマーク結果に違いが出るとすれば、CPUとOSの違いによるものと考えていいはずだ。
では各種ベンチマークの結果を見ていこう。Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsエクスペリエンスインデックス(Windowsシステム評価ツールの結果)」では、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が「5.6」という結果だった。2014年6月時点での最高スコアは「9.9」であるため、平均よりもやや高めだと言える。前モデルの結果も同じ「5.6」だが、このベンチマークはマシンの大まかな性能を計測するものなの、細かな性能差が表われていない。
Windowsシステム評価ツールの結果 | ||
---|---|---|
新モデル | 前モデル | |
プロセッサ | 7.8 | 7.8 |
メモリ | 7.9 | 7.8 |
グラフィックス | 5.9 | 5.9 |
ゲーム用グラフィックス | 5.6 | 5.6 |
プライマリハードディスク | 5.9 | 5.9 |
総合的な3D性能を計測する「3DMark」の結果を見てみると、「Ice Storm」テストで前モデルが「55195」であったのに対し、新モデルでは「52062」とスコアが5.7%程度低下している。だが、より負荷の高い「Cloud Gate」ではスコアが3%上昇し、最も負荷の高いDirectX 11相当の「Fire Strike」でも6%向上した。
DirectX 10の3D性能を計測する「3DMark Vantage」については、パフォーマンスモードで「5232」と前モデルを7%程度上回る結果となった。スコアの詳細を見てみると、CPUのスコアは変わらないものの、GPUのスコアで差がでていることがわかる。
ベンチマーク結果から判断すると、LIFEBOOK AH77は前モデルに比べてゲーム性能が数%程度向上していると言えるだろう。
(次ページ「中規模クラスの3Dゲームなら高解像度でもプレーに支障なし!」へ続く)
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