基本性能が優秀!15.6型ノート「LIFEBOOK AH53/R」レビュー 第1回
スタートメニューのように使えるランチャーなど、補助ソフトも搭載
Core i7でインターフェース充実、高い汎用性を誇る15.6型「LIFEBOOK AH53/R」 (3/3)
2014年06月13日 11時00分更新
擬似スタートメニュー「F-Launcher」など充実のユーザー補助
LIFEBOOK AH53/Rには、富士通オリジナルのユーザー補助アプリが用意されていた。その中でも気に入ったのが、「F-Launcher」だ。
F-Launcherを起動すると画面上部にランチャーが出現し、よく使うソフトやフォルダー、ファイルのショートカットをまとめて表示してくれる。さらに、コントロールパネルなどの各種設定やシャットダウン、スリープなどのボタンもわかりやすく配置。標準では上から下に表示されるため最初はピンとこなかったが、つまりは、Windows 7を最後に廃止された「スタートメニュー」を擬似的に再現しているのだ。
Windows 8.1からはタスクバー左端のWindowsボタンを右クリックすることで一部機能を利用できるようになったが、ショートカットなども表示してくれるF-Launcherの方が再現性は高いと言える。これまでのWindowsと同じような感覚で操作できるため、Windows 8に慣れない人、それより前のOSから移行するような人には重宝するだろう。設定からPCブート時に自動起動するようにしたり、ランチャー上のアイコンを新たに登録することも可能だ。
タスクバーを隠して画面下部に表示するよう設定を変更すれば、より以前のWindowsらしく利用できるだろう。
スマホと連携する「F-LINK」
もう1つ気になったのが、「F-LINK」だ。こちらは、スマートフォンやタブレット内の写真・動画を無線LAN経由で取り込み、PC上で閲覧できるアプリ。F-LINKをダウンロードしたAndroid 2.1以降、iOS 4.1~iOS 7.0以降のスマホやiPhoneおよびタブレット端末、または無線LAN搭載SDHCメモリカードを挿入したデジカメなどから写真・動画を取り込むことが可能だ。取り込んだデータは「マイフォトビューアー」が自動で管理してくれるし、データを移したあとにそのままビューアーへ遷移するため、手間がかからないのがありがたい。初めて利用する際にはケータイ登録(初期設定)が必要となるが、わりあい古い機種にも対応しており、端末を選ばず利用できるので、積極的に活用していきたい。
また、ExcelやWordなど任意のデータを同一ネットワーク上のPCやスマートフォン・タブレット間などでダイレクト送受信したり、データの公開/取り込みが可能。テザリング対応のスマホ・タブレットの場合ならルーターやアクセスポイントを介さずに送受信もできる。なお、富士通製スマホと携帯電話のみの対応となるが、端末に記録されている歩数・活動量のデータをワイヤレスで取り込み、アプリ「ウォーキング日記」で過去のデータと合わせて管理・確認する機能も搭載している。
次回はベンチマーク結果と富士通のクラウドサービス「My Cloud」を紹介
次回は「PCMark」「3DMARK」や3Dオンラインゲームなどのベンチマーク結果からパフォーマンス面に注目していくとともに、夏モデルから機能がアップグレードされた富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud」を紹介する。
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